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(回答先: 列車脱線、速度超過が主因か…県警が強制捜査へ [読売新聞] 投稿者 white 日時 2005 年 4 月 26 日 10:53:15)
「揺れる日本の安全神話」…尼崎脱線事故に世界の反応
兵庫県尼崎市のJR福知山線で25日起きた列車脱線事故は、公共交通機関の安全性に定評があった日本における惨事として各国メディアでも大きく取り上げられている。
◆米
【ニューヨーク=白川義和】米紙では、運行ダイヤ厳守を重視する日本の文化に一因があるとの論調が出ている。
27日付ニューヨーク・タイムズは1面で「日本の事故、定時への強迫観念が元凶か」との見出しを掲げた。記事は、電車が約1分半遅れていた点について、日本以外ではおそらく、定時運行とみなされるだろう」との見方を示した。
ロサンゼルス・タイムズも26日付の記事で、「90秒のダイヤの遅れを埋めようとした結果が、過去40年間で最悪の列車事故につながったのかもしれない」と指摘した。
◆英
【ロンドン=飯塚恵子】日本と同様に公共交通機関への依存度が高い英国では、各メディアが「安全神話」崩壊のショック、民営化の影響などを論じている。
英国の鉄道は遅れや運休が日常茶飯事なこともあり、デイリー・テレグラフは「日本の鉄道の運行の正確さ、安全性、訓練度、技術の高さは、英国では想像もできない」と論評。BBCなどは「徹底管理の末、過去に自殺した運転士まで出た」と率直な驚きを示した。
タイムズは「事故路線は民営化以来、最も収益が高い路線の一つだった」と指摘、効率性優先に民営化の影響があったのでは、との見方をにじませた。
◆独
【ベルリン=宮明敬】ドイツのメディアは、日本における鉄道安全神話の崩壊ととらえるとともに、数十秒の遅れも問題視するきちょうめんさが事故につながった可能性を指摘した。
南ドイツ新聞は「揺れる安全神話」と題して、世界で最も安全と言われる鉄道システムが、昨年10月の新潟県中越地震における新幹線の脱線事故と今回の事故で揺らいでいると報道。フランクフルター・アルゲマイネ紙は、事故を起こした列車が直前の伊丹駅で停止位置を直したための「90秒の遅れ」が、日本では異常と見なされると指摘し、その遅れを取り戻すために速度を上げたのが事故の一因、との見方を紹介した。
◆韓国
【ソウル=福島恭二】昨年4月の「韓国高速鉄道」(KTX)開業など鉄道事業が多様化している韓国のマスコミは、今回の事故を「他山の石」としようとの観点から、原因や背景を詳しく伝えている。
27日付「ハンギョレ新聞」は背景として「私鉄との時間短縮競争」などを挙げ、「惨事は民営化の後遺症」と指摘した。死傷者の中に、在日韓国人2人が含まれていることを伝えるメディアも多かった。
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/kokusai/20050428/20050428id03-yol.html