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(回答先: 一月前あたりの記事〔朝日、読売、毎日から阿修羅既報以外の記事〕 投稿者 ネオファイト 日時 2005 年 2 月 02 日 20:44:04)
奈良女児殺害、心の変遷たどる「情状鑑定」請求へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050208i101.htm
奈良市の女児誘拐殺人事件で、毎日新聞販売所の元従業員小林薫容疑者(36)の弁護側は7日、奈良地裁での公判で、誘拐などの事実については争わず、幼いころからの心の変遷をたどって犯行時の心理を分析する異例の「情状鑑定」を請求する方針を固めた。
弁護側は、特異な人生を経てきた小林容疑者の真の動機を解明するのに不可欠と判断、犯罪に走るまでの1人の人間の軌跡を法廷で再構成し、性犯罪の再発防止につなげたい意向だ。
一方、奈良地検は、わいせつ目的誘拐罪で起訴済みの小林容疑者を殺人、死体遺棄罪で9日に追起訴する方針。
情状鑑定は、刑事責任能力の有無を判断する精神鑑定とは違い、量刑判断の材料になる。精神科医や臨床心理学者ら専門家が成育環境、身上経歴の資料の分析や、面接、心理テストも実施し、人格形成が犯行に与えた影響や心理的なメカニズムを解明する。
弁護側などによると、小林容疑者は小学4年で母親を亡くした。使い走りをさせられるなどいじめを受ける反面、「弱い者いじめ」もしていて、高校時代から、幼女への興味と妄想を持ち始めたという。
一連の事件について、小林容疑者は「わいせつ目的で7、8歳の女児なら誘拐できると思った」とする一方、「殺害した時は、頭が真っ白になった」と話すなど、不可解な供述を繰り返している。
女児への異常な執着心や加虐性、世間に対する自己顕示欲などが事件の背景にあると考えられるが、弁護側は、供述の奥にある深い動機を解明するには、小林容疑者の生い立ちや家庭環境なども詳細に探る必要があると判断したという。
弁護側は「専門家の意見を踏まえたうえで、真の動機など内在する問題を解明すべきで、それが性犯罪抑止、再犯防止の資料になる」としている。
(2005/2/8/03:24 読売新聞 無断転載禁止)