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http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050119/mng_____sya_____009.shtml
再収容のクルド人父子送還 国連認めた難民では初
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に難民と認められたが、日本政府に難民認定を拒否されたトルコ国籍のクルド人父子が十八日午後、トルコに強制送還された。UNHCRによると、日本政府を含めて難民条約を締結している先進国で、国連が難民と認めた人が本国に強制送還されたのは初めて。
この父子は埼玉県川口市に住むアハメット・カザンキランさん(49)と長男ラマザンさん(20)。
カザンキランさん一家七人は、一九九〇年代の後半から相次いで来日。法務省に難民認定申請を繰り返したが認められず、昨夏には不認定に抗議し、別のクルド人家族とともに東京の国連大学ビル前で座り込みを続けていた。父子は仮放免更新が認められず十七日、東京入国管理局に再収容されたばかりだった。
法務省入国管理局は「国連が難民と認めたとしても、それには法的拘束力がないとする司法判断がある」と話した。
UNHCR駐日地域事務所のナタリー・カーセンティー首席法務官は「法務省には再収容に反対する文書を十八日に出したばかり。大変遺憾でこれが前例になることを懸念する」と話した。
http://www.incl.ne.jp/ktrs/aijapan/2005/0501180.htm
アムネスティ日本発表ニュース
(2005年1月18日)
アムネスティ日本 アムネスティ・インターナショナル日本は、本日、トルコ国籍クルド人の父と息子が日本政府により強制的に送還された件につき、重大な懸念を表明する。 父子は、トルコでの政治的迫害を逃れるため、日本に居住している難民条約上の難民として、国連難民高等弁務官事務所からも認定(マンデート難民)を受けていた。今回の送還は、こうした事情すらいささかも考慮しておらず、難民条約35条に規定されている協力義務をも放棄したものと看做しえる。 「マンデート難民」の認定を受けた人が、その自発的意思によらず送還されたのは、今回がはじめてである。また、父子は17日午前中に品川の東京入国管理センターに収容され、その翌日の18日午後に送還されていることから、送還手続きが極めて異例の速さでおこなわれている。 日本政府は、トルコ系クルド人について、トルコ国内でクルド人に対する人権侵害が続いているにも関わらず、現在までに一人も難民として認定していない。 父子は、日本に家族とともに居住していた。今回の措置はこの家族を分離させただけではなく、家族も含めて今後の危険に身を晒させる結果となる。 アムネスティ・インターナショナル日本は、日本政府に対し、父子の送還後の結果に責任を持ち、二人の身の安全を確保するとともに、残された家族に対しても適切な保護措置を講じるよう要請する。
<http://www.amnesty.or.jp/>
日本:クルド人父子の送還に抗議する
AI INDEX: --- --/---/2005