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当該事件に関する国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の声明「前例のない難民の強制送還に懸念」
http://www.asyura2.com/0502/nihon16/msg/129.html
投稿者 傍観者A 日時 2005 年 1 月 20 日 09:49:19:9eOOEDmWHxEqI

(回答先: 【UNHCRが難民認定してる人を強制送還!】クルド人父子の送還に抗議する【アムネスティ他】 投稿者 転載バカボン 日時 2005 年 1 月 19 日 21:15:37)

http://www.unhcr.or.jp/news/press/pr050118.html
UNHCR、前例のない難民の強制送還に懸念

2005年 1月18日

 国連の難民援助機関であるUNHCR(国連難民高等弁務官)事務所は、「UNHCR事務所規程」によって難民と認定されたクルド系トルコ人2名の、前例のない送還について憂慮している。日本政府は、1月18日、UNHCRおよび人権団体からの最後の要請にもかかわらず2名の難民をトルコに送還した。

 UNHCRは火曜日、法務大臣に送付した口上書の中で、日本政府に対して難民を送り返さないよう要請するとともに、このような措置は国際難民法上で禁止されている「ルフールマン(迫害を受ける危険性のある領域に人を送り返すこと)」の行為にあたると指摘した。

 UNHCR はこれらの難民の第三国定住を求めて方策を講じていると述べてきた。送還されたのは、クルド系トルコ人とその21歳の息子である。妻と他の3人の子どもも同じ処遇に直面しつつある。UNHCRは、送還は国際法上、日本政府に課された義務に反するものであると見なしている。また、今回の送還は、前例がなく、海外にいる難民や災害被災者に対する日本の人道援助とは相容れないものである。

 送還された2人には、日本に滞在するための法的な救済措置はすべて尽きてしまっていたが、UNHCRは難民であると見なしていた。UNHCRはこれまで彼らのために介入を行っていた。

 今日まで日本政府は、このような難民に対しては、UNHCRの任務に従った日本での定住かケースによっては第三国定住などの恒久的な解決策を追求する可能性をUNHCRに提供してきた。執行された「ルフールマン」は、この慣行からの憂慮すべき逸脱にあたる。

UNHCR CONCERNED OVER
UNPRECEDENTED REFUGEE DEPORTATION

18 January 2005

TOKYO, 18 Jan. - The UN refugee agency, UNHCR, is deeply concerned over Japan’s unprecedented deportation of two Turkish Kurds recognized as refugees under UNHCR’s Statute. Japanese authorities deported the two refugees to Turkey on Tuesday, Jan. 18, despite last-minute appeals by UNHCR and human rights groups.

In a note verbale sent earlier Tuesday to the Minister of Justice, UNHCR urged the government not to send back these refugees, pointing out that such a move would represent an act of "refoulement" prohibited under international refugee law.

UNHCR said it had taken steps to seek third country resettlement for the refugees. The persons deported are a Turkish Kurd and his 21 year-old son. His wife and three other children are facing the same fate. UNHCR considers the deportation contrary to Japan’s obligations under international law. The deportation is unprecedented and contrasts with Japan’s humanitarian assistance towards refugees and disaster victims abroad.

The two persons deported had exhausted all legal remedies to remain in Japan and were considered as refugees by UNHCR. The refugee agency had made previous interventions on their behalf.

Until now, the Japanese authorities have provided UNHCR with the possibility to seek durable solutions for such refugees, including local integration or, in some cases, third country resettlement in accordance with the refugee agency's mandate. The "refoulement" of these refugees represents a disturbing departure from that practice.

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