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青年の未来を閉ざす資本主義
http://www.asyura2.com/0502/social1/msg/536.html
投稿者 とっぽ 日時 2005 年 7 月 14 日 19:32:10: OhNus5n6NGOT.
できれば、皆の提言がもらえたら嬉しいと思います。
原因のひとつは教育界が機会の平等に重点を置いているのに対して
実社会は教育界と同等に平等を重んじていない点だと思う。
原因のひとつと書いたのは、現時点で自分が考えられたのが、この
一点だったからで、他の方の意見がつけば、別の視点もじゅうぶん
あり得ると思うからだ。
親の収入が子どもの教育レベルに相対するかもしれないが、年収に
関係なく子どもに『未知の領域を知りたい』という好奇心と動機づけと
途中であきらめない強いこころを持たせる作業が不足気味だった子が
社会の厳しさと対面したときに、強い挫折となってあらわれてしまって
いるのではないかと思う。実体験からわが子に動機付けと継続を植え込むのは
実の親としても、たいへん困難な作業である。
自分を含め、親の多くは幾度となく、日常の疲弊などから、子どもが
テレビ漬けやゲーム漬けになりかかっても、そこから足を洗う作業を
おっくうがったり、学校の先生まかせにしたり、地域で子どもの世話を
してくれる団体等に任せるなど、親の責務の一部を周囲に肩代わりさせた
経験のある人はかなり多いと思う。
本当に勉強の好きな子は放っておいてもするものだ。
実際、小学生に毎日日記帳と漢字練習帳を希望者は提出するように
先生から申し渡されたとしても、最初にぽんと言って、後日のフォローが
なくても１年間とおせる子はごく少数と思う。そういう子は
知らないことを学ぶ楽しさを幼少時に年長者が教えてくれた場合だと思う。
大半はどこかで挫折する。そこで親と先生の両方から、やんや言われて
それでも全員はやりとおせない。一部の子は叱られ、諭されても結局やらず
じまいもでる。機会の均等と結果の差に親の年収との相関関係は薄いように感じる。
かえって、学校の配慮の行き届いた手取り足取りが、かえって自分を鍛える
よりも、いつまでも母の胎内にいるかのような、楽ができてある程度の結果が
だせるように周囲が配慮してしまっているのではないだろうか？
ただ、自分に甘えてしまう人は、結果として、実社会にでてもこころ優しいが
故に損な役回りで低収入に甘んじてしまうことはあるのかなと感じるときもある。
結果だけみれば、低収入だから良い教育の機会を恵んであげられないと言える
かもしれない。自分が言いたいのは、教育の機会に不平等があるのならば、
親の年収が理由のすべてではなく、当人の気持ちが占める部分も大きいのでは
ということだ。そしてその気持ちを芽生えさせ、育てるのは、たいへん困難な
作業だということだ。多くが挫折し、適当なところで終止符を打ちがちだという
ことだ。
実家もけっして裕福ではなかった。「野口英世を見習いなさい。
勉強ができれば、そして、こいつはどこか見込みがあると思われれば
お金はどこからともなく援助がくるから。でも、勉強をさぼる
人には援助はないよ。野口英世を見習いなさい。家が貧しくても出世はできる
から」という母の口癖を聞きすぎたか？（笑
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。