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全国各地で地震発生 恐怖に包まれた市民
全国が揺れたのに官公所は電話不通、テレビはいつもの番組…。
最高で震度4.0の地震と津波の恐怖に全国が震えたが、災難の状況を一番先に把握し、国民を落ち着かせ、避難要領を指導するべき官公所と放送局は今回も自らの役目を果たすことができなかった。
「突然台所にあった照明器具が落ちるかのように揺れました。食卓もグラグラして…こんな経験は生まれて初めてです。どれくらい驚いたか言葉では説明できない程です」
蔚山(ウルサン)市・南(ナム)区・三山(サムサン)洞のアデラウム18階に住むリュ・ムヨル(41)さん。日曜日の20日午前、リュさん家族は理由も分からないまま恐怖に震えなければならなかった。リュさんが住むマンション全体が10秒程度激しく揺れたからだ。下の階に住むマンションの住民数十人は「もしかしてマンションが崩壊するのではないか」という不安のため、外に飛び出し避難した。
この日午前、全国各地でリュさんのような数多くの市民が、地震のために恐怖に震えなければならなかった。市民は「原因が分からず、もっと不安だった」と不満をぶつけた。
釜山(プサン)・凡川(ポムチョン)洞に住むハン・ワンベ(42)さんは、「官公所には電話がつながらず、全く現状が知る術がなかった。『もしかして戦争が始まったのでは』、『核兵器が爆発したのか』など色々なことが頭をよぎった」とし、「テレビのニュースも15分後になってやっとテロップが流れただけ」と話した。
この日、全国の気象台と119には「マンションの15階に住んでいるが、建物が大きく揺れた」、「食卓の上の照明器具が揺れた」などの通報が相次いだ。一部の地域では一時殺到する問い合わせの電話のため、官公所の電話が不通になった。
蔚山(ウルサン)の119では午前10時55分から11時15分まで20分間、問い合わせの電話が300本以上も殺到し、ほとんどの電話が不通状態となり、光州(クァンジュ)地方気象庁のインターネットサイトは原因を調べるネチズンの接続が殺到し、一時サイトがダウンした。
官公所の電話が不通になると、メディアなどにも「地震なのか?」、「震源地はどこか?」、「避難しなければならないのか?」などの問い合わせの電話が相次いだ。
特に、済州(チェジュ)など海岸地域では波が高くなったため、海岸の住民が津波を懸念して恐怖に震えた。浦項(ポハン)市と慶州(キョンジュ)市など東海岸地域の自治団体は、海岸の低地帯に住む住民の被害発生などに触覚を立て、緊張した時間を送った。
地震によって発生したと推定される各種の事故も発生した。この日、地震発生直後の午前10時55分頃、慶尚(キョンサン)南道・統営(トンヨン)市・西湖(ソホ)洞の在来市場の中にある2階建ての木造の商店街の建物から火災が発生し、1階と2階が全焼した。この火により、店舗の商人と住民が避難するなど、大きな騒ぎが起こった。消防署側は今回の火災が地震によって発生したものかについて調査している。
ホーム > 社会 記事入力 : 2005/03/20 20:43
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