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(回答先: 西武再編、堤氏が了承 経営への影響力、大幅低下 (東京新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 2 月 26 日 08:37:36)
清二氏が義明氏批判
株持ち分確認訴訟
コクド前会長堤義明氏(70)の弟猶二氏(63)=元プリンスホテル社長=がコクド株の名義人となっているコクド役員らを相手に株の持ち分確認を求めて起こした訴訟で、二人の異母兄の堤清二氏(77)が「コクドや西武鉄道の株式の大部分は堤家に帰属する」などとした陳述書を提出していたことが二十五日、分かった。名義偽装株問題について清二氏が見解を示したのはこれが初めて。
■『経営者のモラルを逸脱』
陳述書の中で清二氏はコクドの名義偽装株が、グループ創業者堤康次郎氏の遺産であったことは間違いなく、猶二氏ら康次郎氏の遺族が、真の相続人であるとしている。
清二氏は戦時中の一九四三年、父康次郎氏から「コクド株はわしが大部分を所有しており、西武鉄道株も過半数はわしのものだ」と説明を受けたといい、「当時から他人名義を使用する手法で実質的に株を所有し、支配していた」という。
今回の名義偽装株問題が発覚した時、清二氏は「事件の質の悪いことに驚いた」といい、「時代と共に変化する価値基準からみて、社会的に受け入れがたい事件であると同時に、経営者のモラルという点から見ても重大な逸脱をしている」と指摘。「特異な経営者に独裁的に管理されてきた企業の解明なしに真の解決には至らない」と西武鉄道グループ総帥だった義明氏を批判した。
さらに、グループ経営改革委員会(諸井虔委員長)が、名義偽装株問題を解明しないまま、改革を行おうとしているのは「理解しがたい」とし、グループが「金融機関の草刈り場になることなく立派に再建されることを願っている」とくぎを刺した。
清二氏自身の相続権については、四八年に相続を辞退しており、その気持ちに変わりないという。
清二氏は、義明氏の西武鉄道グループから分かれた西武百貨店や西友などの「西武流通グループ」を率いたが、同グループの不動産開発会社の清算に伴い私財百億円を提供するなど経営責任を取った。辻井喬のペンネームで活躍する作家としても知られ、昨年十一月、康次郎氏をモデルとした小説『父の肖像』で野間文芸賞を受賞している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050226/mng_____sya_____008.shtml