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Re: 黄金の百合/Golden Lily/天皇カルト:バルセロナより愛を込めてさんへ
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/614.html
投稿者 goose 日時 2005 年 5 月 31 日 14:40:13: mSLVsFhN4judg

(回答先: 黄金の百合/Golden Lily/天皇カルト:バルセロナより愛を込めてさんへ 投稿者 HAARP 日時 2005 年 5 月 25 日 12:26:48)

Guyatt氏の
引用文書をみると、シーグレーブのヤマト・ダイナスティがあります。
同じシーグレーブ夫妻が、黄金の戦士達ゴールド・ウオリアーという書名で
黄金の百合作戦の実態を明らかにしています。
ヤマト・ダイナスティの方は、日本語で刊行される目処がたっている旨、
インタビューを見たことがあります。一方、ゴールド・ウオリアーに
ついては、まだ、話はまとまっていないと、インタビューにあります。

そこでシーグレーブ夫妻のWebにある書評を訳してみました。次期首相候補の
祖父の名前もしっかり挙がっています。

ワシントンはいかにしてアジアで盗まれた財宝を横領したか
Gold Warriors: 山下の黄金の、アメリカによる秘密にされている発見
Sterling and Peggy Seagrave

フィル・シャノン(Phil Shannon)による書評

1945年6月、アメリカ軍戦車が30キロ以内に近づく中、フィリピン占領日本軍の長である山下将軍は敗戦を知っていた。彼はルソン州で技術者達が建設した175の地下トンネルの一つの中で175人の日本人技術者の別れの宴を催した。真夜中、酒に浸り愛国歌を唱いながら、山下は(二人の親王とともに)こっそり抜けだし、トンネルの入り口でダイナマイトを爆破させた。地下70mに生き埋めにされた技術者には、日本軍がアジアで征服した領土から略奪されてずらりい並ぶ金の延べ棒という物言わぬ仲間があるだけだった。

何千人もの連合軍捕虜とアジア諸国からの民間人奴隷労働者も秘密の金庫建設を終えた後、地下洞窟、トンネル、坑道に生き埋めにされた。この秘密の隠し場所の秘密を知っていて、生き残ったのは、スターリングとペギー・シーグレーブ夫妻が本書Gold Warriors中で明らかにしたように、戦後に戦利品を回収するはずの日本人軍人トップと皇族のエリートだけだった。

秘密の金庫を守るべくとられた極めて残虐な対策にもかかわらず、アメリカの軍事諜報将校達はその存在をつきとめ、何十億ドルもの価値の金、プラチナ、宝石、伝統的財宝を隠された場所から取り出した。ナチによるヨーロッパから戦時略奪品とともに、日本の略奪品は、ナチによって盗まれた金塊に捺印されたナチのしるしにちなんで名付けられた秘密の「ブラック・イーグル・トラスト」へとアメリカによって注ぎ込まれた。

アメリカ大統領ハリー・トルーマンは、盗まれた資産を42ヶ国の176の銀行口座に分散して、マネーロンダリングするため、高官による秘密政府チームを作った。責任者はアメリカ陸軍長官ヘンリー・スチムソンだった。

日本の軍国主義政権によるアジアの略奪は計画的で、おびただしいものだった。政府国庫、銀行、工場,家庭や画廊が容赦ない効率の奇襲にあったが、金の詰め物を取り出すため死体の歯までたたき壊すほど細心の注意が払われたのはその好例だ。

日本の暗黒街犯罪者の親玉である児玉誉志夫が大将に擬せられ、占領したアジアを略奪する無法者の責任者となった。(天皇の和歌の一つにちなんで)黄金の百合と呼ばれたこの作戦は、天皇の弟秩父宮を頂点に、日本金融業界トップの何人かによって運営された。

盗まれた富の多くは、一部は戦費をまかなうべく日本へと持ち去られたが、大半は日本のエリートの強欲に向けられるはずだった。アメリカ潜水艦が日本を封鎖すると略奪品の流れは止まり、それはフィリピンに積み上げられた。

アメリカによって発見されるや、アジアにおける反共の砦とすべく、戦後日本への資金援助へと注ぎ込まれた。黄金の百合略奪品は、アメリカ陸軍大佐が率いる児玉の犯罪者仲間からなる秘密暗殺団を支援する四谷資金に注がれたが、日本における資本主義再生の邪魔になる学生運動指導者、自由主義者、左翼、組合運動家、ジャーナリスト等が団の標的だった。

東京戦犯裁判の主席検事ジョセフ・キーナンにちなんで名付けられたキーナン資金も、黄金の百合資金を使って、証人達に賄賂で証言を偽らせ、天皇の評判や、右翼政治家や、児玉のような犯罪者の親玉連中を仕立て直し、親米派を激励し、戦後日本における保守派の政治影響力を固めようとしたのだ。

この資金はまた日本の化学生物兵器計画の証人達に偽証をさせるための賄賂に使われ、彼らが持っていた破壊的な知識を秘密にしておき、それをアメリカ軍に引き渡すようにさせた。黄金の百合プロジェクトの目撃者達そのものへの賄賂にも使われた。四谷資金にまつわるよくある死因として、賄賂に抵抗した人々の変死や不審な「幇助自殺」があった。

この二つの資金は最終的にM資金へと流れ込み、まずは控えめな20億ドルで始まったが、急速に拡大し、1950年までには日本の国民総生産のほぼ10%にまで至った。これから得られた利益で、日本の自衛隊と、日本の主導権を握る右派たる自由民主党形成を支援した。

M資金は、戦時の閣僚として奴隷労働の活用に積極的に関与し(また1930年代から副業として麻薬にも手を染めていた)それほど親米派でないライバルに対する自民党指導者としての岸信介を援護するために、全ての自民党派閥に対して大きな報酬を支払った。1957-1960の三年の首相在任期間に、自民党はCIAから毎年1000万ドル受け取っていたが、これは主としてM資金から引き出されていた。

CIAは、戦後の数十年間、未発見の黄金の百合略奪品狩りにも加わった。日本やアメリカからの財宝ハンターが蜜に群がる蜂、あるいはずっとまずいものにたかる蠅のように、生き埋めの現場や、財宝を載せた船が日本降伏のわずか数日前に急ぎ足で退散した海域に集まった。

ワシントンお気に入りの独裁者の一人、フィリピン大統領フェルディナンド・マルコスは1965以後、これに割り込み、CIAの飛行機、アメリカ空軍機、さらにアメリカ海軍の船を使って金塊を移動した。彼は「黒い資金」のための避難先オフショアであるCIAの銀行世界ネットワーク(例えば、オーストラリアのヌガン・ハンド銀行(Nugan-Hand Bank)では、理事会に退役アメリカ情報将校がずらり並んでいる)を利用した。

マルコス(そしてマルコス後時代のフィリピン大統領コリー・アキノ)もまた、CIA、ペンタゴンとつながって、ゴールド・ラッシュに加わったアメリカ軍需企業や民間諜報組織の助けを得ていた。泥棒連中のやり方のご多分に漏れず、略奪者と政治家によるジョイント・ベンチャーは、お互いに殺し合う裏切りや惨事にいたる仲違いで中断することが多かった。

アメリカ大統領ビル・クリントンも、山下の黄金を巡る前任者達の秘密主義を継続した。ワシントンが当惑するような事態になるのを避けるため、アジアにおける戦争にかかわる公開されたアメリカの文書記録から黄金の百合文書をCIAが取り除くことを彼は許可した。シグレーブ夫妻によれば、ジョージ・ブッシュ(息子)大統領政権になって二週間後に、アメリカ海軍の船二隻と海軍特殊部隊が、アメリカの金準備を補給すべく、さらなる黄金回収のためフィリピンに派遣されたという。

スイスの銀行は、旧日本政権(そしてナチ)によって盗まれた略奪品の主要な貯蔵所かつ、受益者の一部で有り続けている。彼らはスイスの戦時中立性を十分に活用したのである。

あるスイスの銀行は、1900億ドル以上(マイクロソフトのビル・ゲーツの純資産よりも多い)もの資金を秘密のアメリカ政府口座に保管していると、シーグレーブ夫妻は報告している。チェース・マンハッタン銀行、バンク・オブ・アメリカ、ウエルズ・ファーゴ銀行、そしてシティー・バンクといったアメリカの銀行も、黄金のパイにしっかりと指を突っ込んでいた。スイスの銀行が何十年もの間ホロコーストの犠牲者から奪われた金を保管し、莫大な利益をそれによって得ていることを拒否し続けたのと同様、アメリカの銀行も、返還要求の権利を持った人々の死を待ち望んで、山下の黄金については口をつぐみ続けた。

「黒い黄金」は全てのアメリカ大統領によって独立国家諸国の政治に干渉するためこっそり活用され、選挙を買収し、法律の網をくぐり抜け、マスコミを支配し、暗殺を遂行するため、要するにアメリカの意志を押しつけるために使われたと、シーグレーブ夫妻は書いている。イタリア、ギリシャそして日本で戦後の選挙を操作するために、南ベトナムで独裁者のゴ・ジン・ジェムを資金援助するために、冷戦時代に反共宣伝を推進するために、ワシントンの反共連合国の国庫を支援するために、CIAが使った。

黄金の百合という戦時略奪品発見と、ワシントンによるその政治的な利用は50年の間、国家機密だった。しかしながら、スターリングとペギー・シーグレーブ夫妻の徹底的な調査と、暴力団員、スパイ、私立探偵、金仲買人や冷酷な政治家たちという、目立つことが嫌いな連中の世界のきわどい物語によって、豊饒にして丹念に詳細をきわめた(また時として推測的な)強欲と、隠蔽工作と、秘密の政治的干渉の物語が生み出された。

反動的反共主義と戦時略奪品によって、ワシントンとかつてのナチ指導者やゲシュタポの拷問担当者は一つにまとまったが、これはまた、ワシントンと日本の戦犯・略奪者たちの間で機能した汚らわしい奇術の、政治的求愛行動のサインでもあった。

出典:Green Left Weekly, 2004年2月25日
Visit the Green Left Weekly home page.

http://www.bowstring.net/shannon%20review.htm

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