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Re: 日中接近を嫌う勢力が動き出している
http://www.asyura2.com/0411/war65/msg/558.html
投稿者 外野 日時 2005 年 1 月 02 日 09:18:04:XZP4hFjFHTtWY
 

(回答先: Re: 日中接近を嫌う勢力が動き出している 投稿者 南青山 日時 2005 年 1 月 02 日 01:45:45)


次のものは中国の情勢に関してはおそらく日本で最も造詣が深いと思われる浅井基文さんの記事です。

新防衛計画の大綱についてのコメント 浅井基文
投稿者 外野 日時 2005 年 1 月 02 日
http://www.asyura2.com/0411/war65/msg/556.html

この中に次のような一文がありますが、これは今の小泉内閣の行動をみると恐ろしいくらい一致しているように思われます。
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 私たちは、日本に対する「脅威」として北朝鮮のことを思い浮かべる傾向が強いのが現実です(この問題についてはすぐ後で述べます)。しかし、「拉致」問題やノドン・テポドン問題などで、日本のマスコミが、北朝鮮脅威論を煽る政府・保守政治の手法にまんまと乗せられて国民の関心を北朝鮮に集中させている陰で、政府・保守政治は、アメリカとともに、中国との戦争の可能性を本気で考え、そのための布石を着々と進めようとしているのです。そのことを深刻に認識しないと、本当にとんでもないことになりかねません。

 確かにアメリカといえども、中国との戦争を本気で望んでいるわけではないでしょう。しかし、台湾が独立に向けて暴走するようなことになれば、親台ロビーが圧倒的に多いアメリカ及び日本の議会の構成からいって、米中が軍事激突に向かってしまう危険性はかなり高いと見なければなりません(米日の親台派の人々は、中国が泣き寝入りするだろうと高をくくっているのでしょうが、中国のナショナリズムは本物ですから、そんな幻想は確実に打ち砕かれます)。そのときには、米軍基地を抱え、アメリカに協力する日本が無傷にすむはずはないのです。だからこそ、大綱は以上に述べたような布石を打とうとしているのです。(浅井)
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これで僕が思い出すのは、アフガンでのアメリカの対ソ連における行動です。
こちらの方面からの検証も必要であるように思います。
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「アフガンのイスラムはワシントンが作り上げた」ブレジンスキー氏が認める
http://www.ne.jp/asahi/home/enviro/news/peace/blum-J

1998年1月15〜21日に「ラ・ヌーヴェル・オブゼルヴァチュール紙」(仏)による、カーター元大統領の国家安全保障問題特別担当補佐官だったジノビエフ・ブレジンスキー氏へのインタビュー。

以下の部分は、アメリカでは削除して掲載された。この事実がアメリカ社会について、なにを物語るか考えて欲しい。


Q:元CIA長官ロバート・ゲイツ氏は回顧録のなかで、アメリカの諜報機関が、ソ連による軍事介入の6ヶ月前に、アフガニスタンのムジャヒディンへの援助を始めたと述べている。この時、あなたはカーター大統領の国防問題特別担当補佐官だったので、この事態に関わったわけですね。

ブレジンスキー:ええ。公式発表では、CIAのムジャヒディンへの資金援助を開始したのは1980年、つまりソ連軍が1979年12月24日にアフガニスタンを侵略した後となっている。しかし、今まで極秘だったが、実際はまったく逆だ。カーター大統領が、カブールのソ連寄りの政権への対抗勢力に秘密の資金援助を行う指令に始めてサインしたのは、1979年7月3日のことだ。その日、わたしは大統領へ手紙を書いて、この資金援助はソ連の軍事介入を誘発するだろうと説明した。

Q:ソ連の軍事介入というリスクを犯しても、この秘密行動を支持したのですね。もしかしたら、ソ連の戦争参入を自ら望んで、挑発したのでは?

ブ:そういう訳ではないではない。我々は、ソ連を軍事介入に追い込んだのではない。軍事介入の確率が高まることを知りながら、そうしたに過ぎない。

Q:ソ連が、軍事介入はアメリカのアフガニスタンへの秘密工作と戦うために正当であると名言した時、だれもその言い分を信じなかった。しかし、それは基本的に真実を含んでいたのですね。今、何か後悔するところはないのですか?

ブ:何を後悔しろと?秘密作戦はすばらしいアイディアだった。結果として、ソ連をアフガンの罠へと引き寄せたのだ。それを後悔しろと?ソ連が公式に国境線を越えた日に、私はカーター大統領へ、こう手紙を書いた。「今、ソ連に彼らのベトナム戦争を始めさせるチャンスを得ました。」事実、それからほぼ10年に渡って、モスクワは自国の政府の手に負えない戦争を遂行しなければならなくなった。対立はソ連帝国を混乱におとしいれ、最終的に崩壊をもたらした。

Q:イスラム原理主義を支持したことも、未来のテロリストに武器と助言を与えたことも後悔していないのですね。

ブ:世界史にとって、一番大事なのは何か。タリバンと、ソ連帝国の崩壊のどちらが大事だ? 訳のわからんイスラム教徒と、中央ヨーロッパの解放・冷戦の終結のどちらだ?

Q:訳の解らないイスラム教徒?しかし、イスラム原理主義は現在、世界の脅威の代表であると繰りかえし言われているのですが。

ブ:ナンセンスだ。西側諸国は、イスラムに関してグローバルな規模の政策を持つといわれるが、ばかげている。グローバルなイスラムなど存在しない。イスラムを、デマや感情を差し引いて理性的に見たまえ。15億の信者をもつ世界の主要な宗教だが、サウジアラビアの原理主義と穏健派のモロッコとパキスタンの軍国主義、西側寄りのエジプトと中央アジアの世俗主義、これらのどこに共通点があると言うのか。キリスト教国家の共通点以上のものは何もない。
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