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(回答先: DJ-ロッキード株が売られる、戦闘機開発予算の大幅削減観測で (ダウジョーンズ) 投稿者 外野 日時 2005 年 1 月 01 日 18:19:16)
暗いニュースリンク
──政府があなたに熟考してほしくない由々しき情報──
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12/31/2004
NYタイムズ紙社説「我が国がケチ?イエス。」
米ニューヨークタイムズ紙2004/12/30付け社説より。全文を以下に翻訳掲載。
我が国がケチ?イエス。(Are We Stingy? Yes)
The New York Times紙2004/12/30付社説
昨日、ブッシュ大統領はテキサス州クロフォードでの休日からようやく身を起こして、インド、スリランカ、タイ、インドネシア各国指導者達へお悔やみの電話をして、日曜日にアジアで起こった大災害について会見に臨んだ。そして、アメリカが当初表明していた1,500万ドルという貧弱な援助額の話題から大急ぎで可能な限りの距離を置くと共に、国連緊急援助調整官室のジャン・イゲランド室長がこの金持ち国の援助額を「ケチ」と評した件についてさっそく異論を唱えた。「そうした評価を口にする人はおおきな見当違いと無知に陥っている」大統領は言った。
残念ながら大統領には同意できない。イゲランド室長の評価は的を得ているのだ。世界でも貧しい部類に入る12の国々を襲った悲劇的な大災害により、復旧に何十億ドルも費やすと予測されはじめた2日後、コリン・パウエル国務長官は記者会見で、世界最富裕国であるアメリカ合衆国が支援金として1,500万ドルを拠出することを発表した。長官が内心恥ずかしさを感じていたことを祈りたいものだ。なにしろ、その支援額は、共和党が計画するブッシュ大統領第二期任命イベントに拠出される金額の半分以下である。
現在では、アメリカの支援金は3,500万ドルまで追加されているので、我々はブッシュ大統領の心変わりを賞賛する。しかし、3,500万ドルといってもささやかな額であることに変わりはなく、非軍事支援予算額のほんの一部に過ぎない。調査によれば、アメリカ国民の大部分は、アメリカ政府が国家予算の内24%を貧しい諸外国の経済支援に割いていると信じているという。しかし実際の予算では、せいぜい0.25%未満しか拠出されていないのである。
ブッシュ政権閣僚はそうした誤解を促進している。ケチとの批判に怒り狂ったのか、パウエル長官は災害支援金について言及し、合衆国は「過去4年間で、どの国、国家連合よりも多くの支援金を拠出している」と説明した。しかし、継続中の支援額についていえば、2003年にアメリカ合衆国が拠出した金額は162億ドルであり、EUの拠出額は371億ドルである。2002年度では、アメリカの拠出額は132億ドルで、EUの拠出額は299億ドルであった。
さらに悪いことに、我が国は、実際に拠出する額よりも大きな金額をしばしば公約として発表している。1年前にイランのバムで起きた地震災害では、住民は今でもテント暮らしをしているが、それは約束された支援が、アメリカ合衆国の分も含め、未だ実施されていないからである。さらに、2002年を振り返ってみると、ブッシュ大統領は新世紀の試みとして、アフリカ諸国への開発支援金として年額50億ドルを約束していたが、実際には、1ドルたりとも未だ支払われていないのである。
昨日、ブッシュ大統領は3,500万ドルの支援約束について、アメリカ合衆国が行う支援の「ほんの始まりにすぎない」と宣言している。それが本当であるよう祈りたいし、今度こそ、約束と行動が一致することを期待する。