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(回答先: 盧大統領、「韓米首脳会談で路線認定」判断か [朝鮮日報] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 12 月 07 日 15:15:37)
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は5日、フランスで「(北朝鮮体制が崩壊しなければならないという主張に対して)韓国政府は誰かと対立しなければならないとすれば、対立は避けない」と述べた。
盧大統領はこれに先立ち、ポーランドでは「中国が支援し、韓国が願っていないため、北朝鮮が崩壊する可能性はゼロに等しい」と述べている。
北朝鮮の崩壊の可能性は学問的、理論的レベルではいくらでも研究に値するテーマではあるが、現実の外交舞台では口にすることが困難な敏感な問題だ。崩壊不可避であれ、崩壊不可であれ、韓国大統領がこれを公然と口にするのは、対北朝鮮政策や交渉において自らの行動の幅を制限することになるからだ。
しかも、北朝鮮の体制保障問題は、北朝鮮核問題をめぐる6か国協議で持ち上がり、今後、当事国の間でより突っ込んだ論議が求められている部分だ。
こうした状況で、大統領が北朝鮮の体制問題に対する韓国独自の立場を公に表明することは、北朝鮮との交渉戦略に支障をきたす可能性がないとはいえない。
さらに懸念を抱かざるをえないのは、盧大統領の発言が北朝鮮体制の将来もめぐり、あたかも韓国・中国対米国の対立構図が形成されている印象を与えている点だ。
北朝鮮問題をめぐり、韓国が米国との間に距離を置く代わり、中国に近づくという戦略的選択をしたとしよう。
米国は中国の最大の輸出国だ。しかも中国は台湾問題をめぐり米国を意識せざるをえない。中国が米国との協力を必要とする分野は他にもさまざまだ。
米国がこのようなてこを利用し、北朝鮮問題に中国を取り込む場合、中国がこの政権の思惑通り、韓国の肩をもつだろうか。韓国はどうやって中国を引き止められるのだろうか。いずれ韓国は米中両国に見捨てられかねない。
これはハイレベルな外交問題ではなく、外交の門外漢にも簡単にわかることだ。
米国のネオコン(新保守主義者)の間で、北朝鮮の核問題における最終的な解決は北朝鮮の体制交替によってのみ可能だという主張が常に存在するのは事実である。
だからといって大統領の発言と政府の戦略が過度にネオコンを意識した方向に傾くと、マクロな視点を失い、国を危機に追い込む可能性もあるのだ。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/12/06/20041206000094.html