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このまま、きちがいの蛮行を、黙認するのだろうか。世界は。
いまや、ファルージャのみならず、イラク全土で、人間狩りをしているというではないか。電気や水、インフラをぶち壊し、チラリと陰が見えれば、容赦なく撃ち殺すきちがいの蛮行を、この期に及んでも、武装勢力の抵抗だのなんだの・・・・瀕死のイラク人を、その息の根を面白がってとめた映像を、誰がとったのだったか。力のない女子どもしか、相手にできないチンピラが、空からの爆撃に助けられながら、蛮行のし放題。
死の街と化したファルージャは、死臭が漂い、生き延びた犬や猫が死体に食らいついているという。あなたの愛する人だったら・・・と、考えられないのだろうか。あなたの友人だったならと。相手は人間だよ。
コイズミとブッシュは、にこやかに握手し、来年の選挙がスムーズに行えるようにと、ちかった。全イラク人の投票をねがうだと。笑わせないでもらいたい。アフガンでもそうだったが、人口も把握できてないくせに、公表した投票数は半分以下だった。
天木さんが、NHKの紹介をしてくださっているが、NHKも、少しは懲りたか。不祥事続きに国民の受信料不払いという反撃は、少しは、きいたのだろう。組合の動きもよかった。
それにしても、こうした、人間のやることと思えない蛮行をしってもなお、武装勢力だの国連だの、「戦争には国際法に照らして合法のものと非合法のものがある(加藤周一」としんぶん赤旗はかく。宮城憲法集会「9条の会」での発言らしい。
この新聞はさらに書く。APEC首脳宣言ーーテロへの共同対処など含むと。この期に及ぶ発言として、実に、気味悪い。
確かに、平和デモや、イスラム世界の声など、現地ジャーナリストの取材等、他紙にはない記事が多いのだが、いかんせん、その視点の根源が弱者に被抑圧者にも無いから、肝心なところに来ると、矛盾が顕著になる。
所詮、赤旗をはじめ、世界がケダモノの蛮行を見逃しながら、己の保身に走る傾向にある限り、イスラムの12億の魂は、我々をあぶり続けるのだろう。いつまで、その熱に耐えられるのか。