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(回答先: 【世相百断 第66話】憲法9条と積極的平和の創造(かわもと文庫) 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 11 月 16 日 09:37:22)
この論者は問題の有りようが全く理解できていないのではないか。
戦後の日本が戦わなかったのは、アメリカの核の傘、アメリカの陣地に入れられているからであろう。
それがなかったらソ連の侵攻を許していたであろうし、尖閣列島の問題や北朝鮮の日本人拉致問題、竹島問題などもこのぐらいでは終わっていないだろう。皆アメリカに遠慮して、アメリカとまともに事を構えたくないから、このぐらいで終わっているのだ。どの国も日本が怖くて引き下がっているわけではない。
日本国内に陣地を持っているアメリカから見れば、日本独自の軍隊など不必要なだけなのだ。しかしアメリカ本土と直接関係のない日本の周辺事項は日本にさせようとしているだけなのだ。
憲法9条はそのための条文であり、日本の平和に貢献している物ではない。アメリカの日本からの脅威を少なくすることに貢献しているに過ぎない物だ。ここを間違ってはいけない。
日本国憲法の前文にある世界に信を置いたという格調高い文言もアメリカの信と置き換えた方がよいだろう。特に冷戦が終わった今日、日本周辺には、アメリカの覇権とは異なる問題が増えてきたため、アメリカと意を異にするためには、日本の周辺問題は日本独自で解決できる軍事力が必要だ。それがないためにイラクにも行かなければならなくなってしまっている。北朝鮮の拉致問題も解決できない。
もし戦後アメリカの傘がなければ、日本独自の発展があったとは思えない。必ず中国や韓国ソ連の横車による何らかの弊害が出ているであろう。
アメリカの横車による社会の変動は上げればきりがないが。
少なくとも憲法9条は、日本の平和に貢献したという証拠は見あたらない。平和を脅かされた事は散見するが。日本に戦禍が及ばなかったのはアメリカの傘によるのが100%だ。