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(回答先: 旧皇族から養子検討 皇室典範有識者会議 「男系継承」探る (産経新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 1 月 23 日 05:39:09)
はてさて
この記事においては、「政府」「関係者」がさっぱりわからん
この手の会議には「あわせ見積もり」的別意見も提出して議論の体を
つくるのであろうか?
政府も有識者会議も現行憲法の枠内で皇室典範を改正していくのが筋であるゆえ
このような論をだしてくる政府関係者の顔がみたいものである。
産経記者およびデスクの願望が見出しに踊るだけ?。
参考
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/koushitsu/news/20041228k0000m040129000c.html
女性天皇:
自らの政権中に道筋 小泉首相が意欲
政府が「皇室典範に関する有識者会議」の設置を年末の駆け込みで発表したのは、紀宮さまの婚約発表などとの兼ね合いで時期を見計らっていたためだ。小泉純一郎首相はかねて女性天皇の実現に前向きな発言を繰り返していたが、皇室内の事情も絡む複雑な問題だけに、具体的な政治日程に乗せることにはかなり神経を使ったようだ。それでも発表を急いだ背景には、残る自民党総裁任期が2年を切った自らの政権中に女性天皇への道筋をつけたい小泉首相の意欲がにじんだ。
「冷静に議論できる時期だと思ったからでしょう」。首相は27日夜、この時期に発表した理由を記者団から聞かれても多くを語らず、「女性天皇」についても「今、私が結論めいたことを言うのはいいとは思わない」と言及を避けた。細田博之官房長官も記者会見でノーコメントを繰り返し、政府がこの問題で神経質にならざるを得ない事情を浮き彫りにした。
皇太子妃雅子さまの懐妊・出産で女性天皇論議が盛り上がった01年、政府は「結論を出すのは早い」(小泉首相)と鎮静化を図る一方、古川貞二郎官房副長官(当時)のもとでひそかに皇室典範改正の検討に着手していた。古川氏が退任した03年9月までに準備作業は終わり、政府関係者は「あとは皇室がどう考えるかだ」と語っていた。細田長官は27日の会見で皇室の意向について「私から申し上げるのは適当でない」と述べ、皇室からの「ゴーサイン」があったことをうかがわせた。
3年たって何が変わったのか。政府関係者は(1)婚約内定で紀宮さまの皇位継承順位を考慮する必要がなくなった(2)皇太子ご夫妻の長女愛子さまが3歳になり、皇位継承に備えた教育をするかどうかの判断を迫られる時期になった−−ことを挙げる。今回、発表された有識者会議のメンバーによると、内閣官房や宮内庁から人選の打診があったのは紀宮さまの婚約が内定した後の11月から12月にかけてだった。
有識者会議設置の発表された27日、紀宮さまの婚約内定発表を30日とすることも発表された。高松宮妃喜久子さまの本葬が26日に行われるのを待つ形をとったが、年内に設置を発表したことで、年明けすぐに有識者会議の議論が始まる。その先に政府が描いているのは、秋に結論を出して06年の通常国会に皇室典範改正案を提出、首相の任期中に成立させる−−という政治日程だ。【平田崇浩】
有識者会議には法律や歴史、国際関係など幅広い分野の専門家や財界関係者が選ばれた。女性に王位継承を認めるために制度改正した各国の状況や、日本国内の社会状況の変化などを踏まえ、男子の皇位継承を規定した皇室典範の改正などを探ることになりそうだ。
会議は首相の私的諮問機関とされ、細田官房長官は「政府主導型で立ち上げるのでなく、有識者に自由な検討と議論をお願いする」と語った。
メンバーのうち古川貞二郎前官房副長官は、95年2月から昨年9月まで官房副長官として政府と皇室の窓口役を務めた。園部逸夫元最高裁判事は今年5月、参院憲法調査会で女性天皇について「現在のままではいずれ皇位継承資格者がいなくなるので、継承資格を女性にも認めることが必要になる」と報告した。
このほか岩男寿美子・武蔵工業大学教授(社会心理学)、緒方貞子・国際協力機構理事長ら社会情勢の変化や国際状況の動向に詳しい女性の専門家も参加。日本古代や西洋古典などの専門家も加わり、歴史的考証にも配慮する陣容となっている。
園部氏は27日、毎日新聞の取材に対し「世論が許すなら、女性天皇を可能にするために法律をどう改正するかを時間をかけて考えたい」と語り、女性天皇が実在した日本古代史に詳しい笹山晴生・東大名誉教授は「改正する場合は目的を明確化して現代の状況に即して考えるべきだ」と強調した。【田所柳子】
<皇室典範に関する有識者会議のメンバー> (敬称略)
岩男寿美子 武蔵工大教授
緒方 貞子 国際協力機構理事長
奥田 碩 日本経団連会長
久保 正彰 東京大名誉教授
佐々木 毅 東京大学長
笹山 晴生 東京大名誉教授
佐藤 幸治 近畿大法科大学院長
園部 逸夫 元最高裁判事
古川貞二郎 前官房副長官
吉川 弘之 元東京大学長
◇有識者懇談会 自公民は前向き、共社は慎重姿勢
政府が有識者懇談会の設置を決めたことについて、自民、公明、民主の与野党3党は27日、前向きに評価する談話を出した。共産、社民両党は女帝容認が皇室典範の全面改正につながるなどとして慎重姿勢を示した。
自民党の武部勤幹事長は「皇位継承を安定的に維持するための重要事項であり、できるだけ早い時期に取り組む必要がある」との談話を発表。公明党の神崎武法代表も「女性の皇位継承は男女共同参画社会の時代にふさわしい」との考えを示しており、与党側は足並みをそろえている。
また、参院選の政権公約で女性天皇容認を打ち出した民主党の仙谷由人政調会長も「国民の総意を勘案し、民主党の方針同様の結論に至ることを確信する」との談話を発表した。
共産党の小池晃・政策委員長は「議論の方向も内容も示されておらず、コメントする段階ではない」と指摘。社民党の福島瑞穂党首も「皇室典範全般の見直しにつながり、慎重かつ十分な議論が必要だ」と慎重な対応を求めた。【宮下正己】
毎日新聞 2004年12月27日 22時20分