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(回答先: Re: 旧皇族から養子検討 皇室典範有識者会議 「男系継承」探る (産経新聞) 投稿者 へなちょこ 日時 2005 年 1 月 23 日 10:54:19)
<皇室典範会議>「女性天皇」検討 座長人事、中立色に配慮
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050125-00000109-mai-pol
小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」の初会合が25日開かれ「女性天皇」容認へ向けた政府の検討作業が正式にスタートした。憲法や西洋古典、社会心理学の専門家、財界関係者など幅広い分野から選ばれた会議メンバーの顔ぶれには「国民的議論」の演出に腐心する政府の思惑もにじむ。実際の議論は01年の皇太子さまの長女、愛子さま誕生時から「女性天皇」の検討準備を行ってきた古川貞二郎前官房副長官が主導するとみられる。
座長に就任した吉川弘之元東大学長は日本学術会議会長を務めた理科系の研究者。「中立的な立場の人が座長にふさわしい」(政府関係者)として選ばれたが「男系の皇統」にこだわる女性天皇反対派を刺激しない配慮も働いた。吉川氏も初会合後の記者会見で「国民に十分説明できる制度にまとめあげるのは難しいと思うが、それをやる」と強調した。
会議メンバーのうち、皇室制度に詳しいのは、「皇室法概論」の著作がある園部逸夫元最高裁判事と紀子さまの「お妃教育」の講師を務めた日本古代史が専攻のの笹山晴生東大名誉教授くらい。園部氏は04年5月の参院憲法調査会で「皇位継承資格を女性にも認めることが必要」との意見を表明したことのある女性天皇容認論者だが、初会合後は記者団の質問に「すべて箝口令となっている」。ほかのメンバーも「ノーコメント」を繰り返し、女性天皇の検討に前向きな発言をしてきた首相も「私は私見も含めて言わない方がいい」と慎重な言い回しに変わった。
政府が神経質になるのは「今秋に結論→来年の通常国会に皇室典範改正案提出」という時間的余裕のない政治日程を描いているためだ。歴代最長8年7カ月の官房副長官在任記録を持つ古川氏がメンバーに入ったのも、慎重論の残る宮内庁など政府内ににらみをきかせる意味合いがある。
ただ、結論を急ぐ政府の姿勢には批判も出始めており、笠原英彦慶大教授(日本政治史)は「(現行の皇室典範では認められない)退位や譲位の問題も検討されるべきだ。一足飛びに女系の天皇も容認する結論が出た場合、どこまで国民的合意が得られるのか」と議論が拙速に進む懸念を示している。【中澤雄大】
(毎日新聞) - 1月25日22時44分更新