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(回答先: Re: NHKと朝日の争いにしたい安倍ジョンイルの手口に引っかかった見事な典型例 投稿者 yyy 日時 2005 年 1 月 22 日 16:48:27)
yyy氏の返答をみた。最初彼は日本語が読めないのかと思った。事の本質は何かを見極めるべきと私が書いた事をまったく理解していないからだ。
しかし日本語を理解していないので無く、理解したくないのだろう。彼の求めるものは真実ではなく自己満足としてのイデオロギー的勝利であるのだろう。
であるから、とにかく事を朝日新聞の報道が間違った、その1点に絞りたい。だからこそ、安部氏らの虚偽の説明、数々の矛盾した言動、そして何の法的権限も無い安倍氏の元に番組内容のお伺いに行く異常な公共放送の姿にも目がいかないのだ。
その姿が如実に現れているのが彼の以下の文である。
『争いのない事実のみに留意しても意味はない』
争いのない事実を積み重ねる事によって既に安部氏らと公共放送との異常な癒着ぶりが明らかになっているのである。そしてそれこそが今回の本質であると何度も多くの投稿者が指摘されてるところでもある。問題は朝日新聞なのではない。
殊更に「朝日朝日」と呪文のように口にする右翼思想の人間は自らが事の本質から逃走している現実をまず知るべきだ。例え朝日新聞に問題があったとしても、それ以上に自由と民主主義にとっての敵は権力とメディアの癒着という事実から目を逸らす人々の方である。
それとも「朝日朝日」と呪文をとなえる人はこの国を自由と民主主義の無い「ファシスト」の国にでもしたいのか。それなら彼らに何を言っても無駄だろうが。
ところで彼のようなネットで右翼的言動を行う者についての興味深い指摘があったので以下に引用させていただく。yyy氏の頭の中でもきっと
『朝日新聞』の報道が最初だった→「朝日は左翼である」→「左翼はウソツキである」→「今回は安部さんたちは絶対被害者である」。ゆえに細かい事を見る必要なし、以上証明終了。
そういうすごい論理で終わりなのであろう。
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http://media.excite.co.jp/book/interview/200311/p03.html
『2ちゃんねるにリベラルな花束を』
自己の相対化に耐えられないナイーヴな2ちゃんねらー
北田暁大インタビュー
――この本が書店に並ぶのとほぼ同じころ、「世界」という雑誌に掲載された小論が、
一部ではありますけど、大きな話題となりました。
北田 2ちゃん界隈ですね(笑)。
――それだけじゃないと思いますが……。
でもタイトルが「嗤う日本のナショナリズム――『2ちゃんねる』にみるアイロニズムとロマン主義」ですから(笑)。北田さんは、2ちゃんをよくご覧になっているんですか?
北田 昔に比べると少なくなりましたね。あの論文の話ともつながりますけど、やっぱり2ちゃんがつまらなくなっているように思うんです。2ちゃんの面白さって、もともとは、学級委員みたいな存在を嗤うようなアイロニカルなコミュニケーションにあったんじゃないかと。ところが、そういう皮肉さみたいなものが少しずつ摩滅してきて、《繋がり》の持続だけを求める形式主義的な傾向が強くなった。そこに「嫌韓」とか「反サヨ」とか分かりやすいロマン的課題が流れ込んできてしまって、いつのまにか自分が正義の人、学級委員長になってしまっている。他人の自意識をせせら笑う皮肉屋自身が、誰よりもナイーブに自意識を肥大させているという感じでしょうか。
――ヘンテコリンな自意識の肥大の仕方ですね。自分を相対化することができないと?
北田 「お前モナー」ばかりが増殖して、「漏れモナー」がない。自分もバカにしながら、アイロニカルに世界を嗤う、それをおもしろく繋げていくという回路がなくなってきているような印象を受けます。あの論文でも、ナショナリズム云々よりも、自分を相対化することに耐えられないことのほうが大きな問題だと言いたかったわけです。それはリベラルな精神の欠如でもある。リベラリズムというのは、基本的にはアイロニーの思想だと思いますし。このことは2ちゃんだけじゃなくて、若者文化全般の変化と関係しているような感じがします。
――東浩紀さんが言っている「動物化」にもつながる話ですね。
北田 ええ。「現在」だけを生きていて歴史感覚がない。大学で学生を見ていても、そう感じることが少なくありません。ベックは聴くけど、ジェフ・ベックは知らないみたいな。2ちゃんも若い人は携帯で書き込んでいる人がけっこう多い。そうすると、スレッドを見ているかどうかも怪しいですよ。たった5分間の歴史すら参照しないんじゃないかと。ただただ《繋がり》だけのために反射的に書き込む。あの論文についても、ほんとに動物的に受容されてしまって。発売前に、2ちゃんの「ニュース速報」にいくつかスレッドが立ってました。
――すごい……
北田 誰も読んでない状況なのに、「コイツ(北田)はバカだ」と(笑)。岩波書店の『世界』に掲載されてる」→「左翼である」→「左翼はアホである」→「北田はアホである」。ゆえに読む必要なし、以上証明終了。そういうすごい論理で終わり(笑)。で、発売になったころには、議論はなくなっているんです。悲しいくらいにこの論文に書いたことが実証されてしまったわけです。
――そこまでいくと、歴史感覚以前だという気もしますが。ただ一般的にいっても、たしかに、ルーツを尋ねようという態度ってなくなりましたね。
北田 2ちゃん情報をそのまま受け取る人すらいますからね。「2ちゃんを見てはじめて韓国の人間はヒドイ奴らであることが分かった」と大マジメにいう学生を見たときはビックリしましたね。そういう学生が、たとえば「メディア批判」の大切さとか言う。2ちゃんねるを素で受けてる人がそんなこと言うなよって。まずは2ちゃんを「嗤う」リテラシーを身につけなくてはならない。