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(回答先: どんな時でも理があるとは思えない。反対です。 投稿者 東京音頭 日時 2004 年 12 月 27 日 19:28:40)
キウイフルーツの本場はニュージーランド（NZ）。そして 主な輸出先は日本です。
個人的経験で申し訳ないが、移民局と資本家が結託しているいい例なので、聞いてください。
私が以前住んでいたのは、このキウイフルーツ栽培の盛んな街。４月頃、仕事を探していた折、キウイフルーツ狩り（摘みかな？）での労働力不足の記事が目に入りました。
なにせ、こっちの果樹園ときたら、とても巨大なのです。労働者不足は深刻らしく、こちらの日本人女性（私達は永住権を持つ者ですが）と、働いてみようか、ということに。
私達は、労働力不足なら、給料も悪くないだろうし、時間的にも融通が利くだろうと思っていたのです。でも、聞いてみたら、とんでもない。給料は出来高制で、朝６時からで、たいてい、８時以上働かないと、時給８ドル（こちらの最低賃金に近い）にとどかないとの事。こどもを抱える私達には無理な時間帯だし、馬鹿らしいのでやめました。
で、何故、労働者不足なのに、そんな態度でやっていけるのだろうと不思議に思っていたら、ローカル新聞で、こんな記事を見かけました。
果樹園の経営者団体が、移民局に、果樹園で働く労働者を得る為の特別ビザの発行を以来する、という内容です。それで、わかりました。ああ、彼らは、悪い労働条件を見直し、働き手を確保する必要がないのです。NZは、失業者がたくさんいます。が彼らとて、そんな悪条件では働きません。
果樹園経営者は大金持ちです。（日本のりんご園や、イチゴ園の持ち主はこんなだったかしら、と考えてしまいました。） やっと、理由がわかったのです。
さらに、リクルートでも、NZ政府や果樹園オーナーは、苦労がありません。間にディーラーが入るからです。 彼らは宿を用意し、給料をピンはねしていると思います。
頑張って１０時間働き、時給９ドルになったとしても、半分は、宿代等、ディーラーにとられるはずです。それでも、外国人、主な労働者（インド人、中国人）らにとっては、魅力的なお金なのでしょう。
さらに、オーナーや政府は、失業者の存在を やはり低賃金維持に使います。
オーナーは、移民局だけでなく、日本でいう、生活保護を管轄する所へも行き、失業者をまわしてもらうように、頼みます。
私のこちらの親戚が一時期、保護をもらっており、彼が まだ仕事がみつからないというと、係りが脅すように、あと一週間で仕事が見つけられなかったら、キウイ畑でピッキングの仕事（キウイ狩り）をしてもらうから、と脅すように言ったそうです。
つまり、失業者を扱う政府とも、結託して、とにかく低賃金を維持しているわけですね。
こんなこと、許されるのでしょうかね。
許されているのですけどね。何百年もの間、移民国家は、こうして金持ちは もっと金持ちになってきたのでしょうから。
ついでに言うと、キウイピッキング、最低の仕事は、インド人や、中国人がやり、キウイパッキング（箱詰）は、先住民、マオリ人がやっています。失業者では、他のポリネシア人を始め、マオリがたくさんいるから。ピッキングに比べ、少し、見入りがいいのと、仕事が楽だからでしょう。工場に見学に行きましたが、働いている人に、見事に白人は皆無でした。
そう、この低賃金労働は、人種もからんでいるので、なおいっそう、腹が立つのかもしれません。NZなどは、人権先進国といわれていとますが、どこが、、と言いたいですね。
日本に話を戻せば、海外からの労働者を低賃金労働者とのみとらえ、日本人と同じ社会に住む仲間として受けいれない限り （一つの職業にしばる、又きっと、ひとつの会社にしばる、そんな受けいれはおかしい、又、日本に家族をよびよせる場合、夫又は妻は働けるのか、そうでなければ、収入はじゅうぶんか、児童手当、社会保険など、日本語が話せない本人や、家族のための日本語教育のサービス等、日本の労働者と同等の権利や特別の援助を受けられない限り、受け入れは絶対反対です。いつか、老人介護に、外国から女性を雇おうという政府案が、独身女性に限ってとしていたことに、ひどく腹を立てたことを覚えています。最初から、旦那の仕事は、考慮したくない、まさか、だんなや、子供を支えるような給料は与える気がない、ふざけるなという、気持ちでした。皆さんはどのように、お考えなのでしょうか。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。