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(回答先: 旧橋本派元会計責任者に有罪判決 村岡元長官の指示認定 [朝日新聞]【滝川被告は拒めない立場=悪いのは村岡氏と】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 12 月 03 日 13:48:59)
「国民の監視や批判を免れようともくろみ、政治資金規正法の趣旨をふみにじった」。東京地裁で3日、開かれた自民党旧橋本派政治団体の元会計責任者・滝川俊行被告(55)の判決公判で、岡田雄一裁判長は、日本歯科医師会(日歯)側から提供された1億円もの献金をヤミ処理した金庫番を断罪した。初公判からわずか9日後という異例のスピード判決。
しかし、判決で「共犯者」と認定された村岡兼造元官房長官(73)は「自分の裁判が始まる前なのに、なぜそう言えるのか」と強い不満を漏らした。
滝川被告との共謀を認定された村岡被告は、東京都目黒区の自宅で判決を伝えるテレビを見て、「事件を今年7月に初めて知った私が、なぜ共謀できるのか。事実無根で、私の裁判が始まらないうちになぜ共犯者と言えるのか」と怒りをあらわにした。
さらに、「自分の裁判で、名誉回復のため無罪を勝ち取るよう頑張りたい」と語気を強めた。村岡被告側は、滝川被告のほか、カギを握る2002年3月13日の同派幹部会の出席者全員を証人申請する方向で検討中という。
一方、同派会長として1億円を直接受け取った橋本元首相は午前8時50分ごろ、会合に出席するため、東京・南麻布の自宅マンションを車で出発。同10時からの滝川被告の判決について記者から尋ねられ、「会合のことで頭がいっぱいだったので、あなたに言われて気づいた」と語り、「今は会合の方に集中したい」とだけ言い残し、港区三田の会場に入った。
終了後にいったん千代田区麹町の事務所に戻り、衆院本会議に出席するため午後1時前、事務所の前に姿を見せた際には、判決の感想を求める記者に、「改めてこうした事件が不信を招いたことを重く受け止めております」と、ゆっくりと言葉を選びながら、硬い表情で語って車に乗り込んだ。
1億円受領の場に同席していた自民党の青木幹雄参院議員会長は、午前10時25分ごろ参院本会議を終え、議場から出てきた際、「内容を聞いてないのでコメントできない。公平な形で下された審判を真摯(しんし)に受け止めなければならない」と言葉少なに語った。政治資金規正法の改正論議が持ち越しになったことには、「通常国会できっちりやれると思う」とだけ述べた。同派出身の久間章生総務会長は「事務方に任せきりでなく、政治家がきちんと関与していく」と強調した。
一方、同派で1期目の段本幸男参院議員は、「旧来の派閥運営にはコンプライアンス(法令順守)の意識がなかった」と神妙な顔つきだった。
(2004/12/3/16:27 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041203i306.htm