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ケリーは役者としては不足の人物でしたが、米国の国論が割れていて、大きく揺れている事が明らかになりました。ケリーは、もしも当選したら、ブッシュよりも専制的な行動を取る可能性あり、と見ていましたから、ブッシュ芝居の筋書きの方がわかりやすくて、平和勢力としては、対策も採りやすいかもしれません。
「虚構の軍国主義国家」と成り果てたU.S.Aはどうなって行くのだろうか?
少し前に、「ブッシュへ投票しないこと」を連名で国民に呼びかけたエリート達がいたが、彼らの行動は生かされなかったけれども、勿論それは無駄になってはいない。
すでに、米国は「虚構」の国家です。イスラエルとはまた違った意味でそうなのです。
米国は今後、平穏ではいられず、大きく揺れて行くでありましょう。
国民の中で、真のリーダーを大統領に据えようとの動きも出てくるであろうし、その為に政治システムを変えようとする動きも出てくるでしょう。
長期的には、国の分解を目指す動きも芽生えて、活動を始めることが考えられます。
南北戦争の逆をたどるわけですが、さらに逆を遡ってゆくでしょう。
今世紀中には「ハワイの独立」が達成されるかもしれません。
かなり先走ってしまいましたが、このように大きく揺れてゆくと言う事を言いたかったのです。
さて、米国は「大帝国一般」であることが特徴として現れてきたと思います。
大帝国一般の例を挙げて、その共通する特徴を説明しましょう。そして、その滅び行く姿を類推してみましょう。
大帝国の例 以下のもの
帝政ロシア
ソ連
歴代中華帝国、最近の例としての「清」帝国
古代ローマ帝国
これらは共に、辺境において、小国を相手にして侵略戦争を戦って、それが滅びにつながったのです。そう言う弱点を持っているのです。
対等の相手と戦っていた時には、相手に勝利して、それが滅びにつながることはありませんでした。
帝政ロシアの場合は、日本を相手にして
ソ連は、アフガニスタンを相手にして
清は、日本を相手にして、
歴代中華帝国は、辺境騎馬民族国家その他辺境国家を相手にして
古代ローマ帝国は、辺境民族を相手にして
彼ら大帝国は「内部秩序の崩壊」を引き起こし、自ら解体してしまったのです。
これらは総て、帝国の勢いが衰え始めてから戦争を始めて、このような道筋を辿っています。
米国の場合は、ベトナムとアフガニスタン・イラクをはじめとする中東諸国を相手として、同じ道を辿ってきていると考えています。
米国経済は言うまでもなく自律していません。世界経済を主導していません。大きな奇生体であるに過ぎません。軍事力の脅迫で世界経済に寄生しているだけなのです。
米国資本主義経済は「核兵器本位制の資本主義経済」なのです。
其れゆえに、経済的に「虚構」であり、「空洞」なのです。
政治的には「エセ民主主義」その実は「専制主義」の「虚構」なのです。
この「虚構の軍事的『大帝国』」は只今、説明しました事を見ていただければお解かりいただけるように過去の先輩達と同じ道を辿りつつあると考えます。
対辺境戦争としてのイラクをはじめとする諸国との戦争は膠着化し、国内の混乱が深まり、亀裂ができます。
戦争をいつまでも続けてゆく経済の体力がありません。従って、社会体制と経済の更なる崩壊を招いてゆきます。何とか「虚構」の消費中心の経済を回転させて、体制を維持させています。しかし、国民の間での危機感は深まってゆきます。
そのように流れてゆくものと考えています。
日本人は、だらしなく、ものぐさにしていて安保条約と在日米軍の存在により、「檻の中で飼われているペット」のような精神状態に誘導されているので、この大帝国の運命に付き合わされることになってしまっているのです。
気がつけば、自分達は本当は独立国であることを知りますから、この付き合いから逃れる方法を考え出せるのです。その気になれば、回りは助けてくれます。「井の中の蛙」では助けてくれません。
米国国民が帝国主義から解放されることを希望します。
帝国の「王一族」に一国民達になって貰って下さい。そして、今迄の悪事の責任を取って貰って下さい。彼らが、外国に居てもそれを追及して下さい。当然の事でありましょう。
日本国民が虚構の檻(属国意識)を意識から外す日が近い事を希望します。
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