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イラク派遣自衛隊員の爆殺報道の正否が、未だはっきりしませんが、間違いであったのであれば、それは結構なことでありますが、様々な情報統制が行われている昨今ですから、実態が隠されている可能性をいつも考える必要が有るでしょう。怪我や死亡も隠す事は可能です。
このような報道がなされた後には、果たして何が次に来るのかを考えなければなりません。
一つには、「イラク抵抗勢力」による自衛隊員への攻撃が起こる可能性であり、
もう一つは、イラク抵抗勢力を装った、「偽者達」による自衛隊員への攻撃が起こる可能性であります。これら二つのの可能性が起きてきます。
今回の事が、仮に虚報であったとすれば、虚報を流した者達は、次には何時までも虚報を流し続ける事が出来なくなるのではないでしょうか。情勢はそのように深化して行きます。
従って、先にも主張しましたように、今や「国政の平和主義路線への転換」を国民は目指し始めなければならない筈です。
野党勢力が頼りない(私はそう思います)のであれば、運動を盛んにして、また、政治家達には「政界再編をして平和勢力の多数派を造れ」と訴えて行かねばなりません。
対外的に「平和外交路線」を堅持する政治の到来を望むものです。
ここで、幕末から維新にかけての政治的天才である勝海舟の発言の幾つかを参考のために紹介致します。彼は「支那」との表現をしていますが、私は「チャイナ」に直そうとも思いましたが、海舟のオリジナル性を尊重し、其の儘の表記で紹介致します。
「日清戦争はおれは大反対だったよ。なぜかって、兄弟喧嘩だもの犬も喰はないヂやないか。たとへ日本が勝ってもドーなる。支那はやはりスフインクスとして外国の奴らが分らぬに限る。支那の実力が分かつたら最後、欧米からドシドシ押し掛けて来る。ツマリ欧米人が分らないうちに、日本は支那と組んで商業なり工業なり鉄道なりやるに限るよ。
一体支那五億の民衆は日本にとつては最大の顧客サ。また支那は昔時から日本の師ではないか。それで東洋の事は東洋だけでやるに限るよ。
おれなどは維新前から日清韓三国合縦の策を主唱して、支那朝鮮の海軍は日本で引受くる事を計画したものサ。今日になつて兄弟喧嘩をして、支那の内輪をサラケ出して、欧米の乗ずるところとなるくらゐのものサ。 後略」
「支那人は、一国の帝王を、差配人同様に見てゐるヨ。地主にさへ損害がなければ、差配人はいくら代つても、少しも構はないのだ。それだから、開国以来、差配人を代ふること十数回、こんな国状だによって、国の戦争をするには、極めて不便な国だ。しかし戦争に負けたのは、ただ差配人ばかりで、地主は依然として少しも変らない、といふことを忘れてはいけないヨ。二戦三戦の勝をもつて支那を軽蔑するは、支那を知る者にあらず。」
彼は、チャイナを秦帝国以後の形で見ています。帝国以前のはるか昔の自由なチャイナは見えていません。これは止むを得ない事です。
これは、日清戦争後に発せられた言葉なのですが、真に海舟は偉人であります。彼の認識は恐らく彼一人だけではなかったと考えております。時代の制約が認識には表れていますけれども。一言、私が苦言として言いたいことは、今の日本人達でもどれほどの人達が海舟ほどに我が国とチャイナとを愛し得ているのか? 自分の祖国と、そして外国人の祖国を軽蔑して憎むことは愚かであると言うことです。そこでは、停止と後退しか出てこないのです。そのことを知って欲しいと思います。
少なくとも幕末時代から日本近代を問い直したいものです。
憲法を変えないことにより、近代史の修正(やり直し)が可能になります。
憲法は帝国主義への防波堤になってくれているからです。津波を防がねばなりません。
小泉政府は、津波の中へ、台風の中へ泳ぎに出る人に例えることが出来ます。
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