現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件15 > 861.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 【竹中さんへ】奈良女児誘拐殺人についてのレスです 投稿者 エンセン 日時 2005 年 1 月 05 日 09:42:03)
エンセンさんこんばんは。
レスが遅れてすいません。
>わたしはニーチェさんが「容疑者は、結婚して子供がいたのですか?共犯マスコミ、その辺をしっかり報道しろよ…」と書いていたので、“読売が12月31日 に「県警の調べでは、小林容疑者は戸籍上は結婚したことはない」という記事を書いていますよ”と、記事を読んで憶えていたので教えてあげただけなんです。 それ以上の意味はありませんでした。
エンセンさんのニーチェさんに対する情報の提供はもちろん理解しております。ただ私としてはエンセンさんが紹介されている記事内容に反発しただけで私も他意はありません。
私はマスコミが、小林容疑者が結婚して同じ年代の子が居るという話を、警察の否定情報によっていとも簡単に「作り話」でありアリバイ工作だと断定している、この報道姿勢そのものに憤りを感じただけです。
マスコミは小林容疑者の発言自体を吟味するという「裏とり」すら放棄しています。この件は警察情報の垂れ流しを行うことをもって事件を報道したつもりになっているマスコミの骨頂であることを暴露したものだと思います。
過去宮崎勤事件(これは悪魔氏の論評から疑いを持つようになりました、当初は胡散臭いけどそんな人間っているんだろうなんて思っていました)、神戸少年事件(この事件でも「真相」が発刊されて冤罪・謀略であることを確信しました)でも長崎の二つの事件でも報道はすべて同じシナリオですね。
目撃情報が乏しいし、情報がスリカエられているのに、そのことは疑問に付さず、警察が次々と垂れ流す犯人像からとてつもないモンスターが誕生する。「ヤツならやりそうだ」ってわけですね。特に疑問に思うのは証拠品としての「わいせつビデオ100本」の話です。エロビデオをもっていたからと言って即「異常性欲者」でもあるかのように煽っているけど、ビデオの所持数で異常度を測るのはおかしい。修正・無修正にかかわらずビデオをもっているから異常だというならば、その意味では世の大人皆異常なわけだ。
事件の真相に迫るという誠意がまったく見られず、逮捕直後からはこのようにお決まりの個人情報が洪水のようにあふれてプライバシーを侵害してますね。
だいたい神戸少年事件は神戸新聞社が少年の性癖(猫の舌を切るなど)をひとつひとつチェックして真偽のほどを正した。結果として「真相究明委員会」と合わせて少年にまつわるネガティブ情報はすべて嘘であると判明した。それゆえに社会的には闇に葬ろうとしていた権力の意思まで見抜くことができ多くの人々が冤罪であると信ずるにいたったと思います。
長崎や今回の件ではこのようなことの反省の上にニセ情報と真実とを区別しようという意思でもあるのかなと期待しないでもなかったけれど、ますます真偽入り乱れた情報が犯人像を確固としたものとして作り上げ、疑いの余地を与えない、報道批判すら見当たらない。
平和な生活をしていた人がある日突然凶悪犯人にしたてあげられてしまう、がんじがらめの情報で誰も疑わない、という絶体絶命の社会が到来しているように思えます。
イラク反戦のビラ入れをするだけでいまやも凶悪犯扱いですね。
何を背後にこういう「疑問を与えぬ」世相が現れたのか、もう少し掘り下げねばならないと思っています。
とりあえず感想を中心に書きました。
>疑問をひとつだけ提示しておきます。
犯人が事件当日、メールを母親の携帯へ送信したのは20時4分です。(この時間は確定しているはず)
写真の撮影時間はメール送信直前の2分前であると報じられています。つまり、写真撮影は20時2分です。
このメールは小林が乗用車内から送信していたことが分かったと、1月4日の共同通信が書きました。滋賀ナンバーのトヨタ「カローラ2」でしょう。
殺害場所と写真撮影は、小林の自宅マンションだと断定されています(写真の背景と同じ、血痕が付着していた「MICHIKO LONDON」のブランド名の入ったクッションが発見されたことなどから)。
しかし、これ(以上のこと)を“素直に考えれば”、不可能であることになります。
20時2分に写真撮影をし、20時4分に平群町へ向かう車内から送信したのが事実であれば、これは別のカメラやビデオカメラで撮影した画像を携帯電話のカメラで接写した“再撮”だった可能性が高いはずです。つまり、偽装。
あるいは、共同通信の誤報(共同通信よ、間違いだと言ってくれ)。
仮に誤報ではなく、偽装だったなら、これはどうことなのか、という疑問です。
これだけで小林犯人説が崩れるわけではありませんが……
いつも貴重なコメントありがとうございます。
このことの意味を考えてみます。
容疑者小林薫に自分の身を置いてみると少し見えるような気がします。
この日は小林容疑者は非番だった。翌日は再び新聞配達に従事するために早寝をしなければならない。
一体新聞販売店の従業員ってなんなんでしょう。
専属であれば夜中の1時ころまでには起きて作業をはじめるのではないでしょうか。
彼は従業員だったんでしょう?日常的にはどんな生活になるんですか?飲みにゆくといっても限度があるだろうし、こんな殺人なんかやってたら翌日「何食わぬ顔」で出社できると思えますか?午後8時なんてとっくに眠りに入らねばならない時間じゃないですか?
私は高校生時代一年生の夏休みを中心に2ヶ月間新聞配達のアルバイトをやりました。
朝刊と夕刊を配達してましたが、親からは人に疑いを持たれる真似はやめろときつく言われましたがそれに従わず、自転車(当時のサイクリング車、マルキンのやつです)購入の目的を達成するためやりとおしました。
夜中に起きて家を出て午前3時には配達の割り振りがあり、自分の分を自転車に積む作業をして遅くとも3時半にはでかけます。2時間かけて5時半くらいまでには終わるのですが、自分の担当は5階建てのマンモス団地が中心。きつい部分がバイトに回されるわけです。一つの棟で3つの入り口があります。1つ目の入り口から通用階段を1階から5階までかけあがり、降りてきて次の入り口から1階から5階までかけあがってゆく。最後のあたりではへとへとです。これだけでも日中は頭の中は不活発となり勉強はろくにできなくなります。したがって昼寝時間が長くなります。うつらうつらしたまま今度は午後の3時には夕刊配達のためにでかけてゆきます。はじめのうちはなかなか慣れません。やがて慣れてきても配達のことが頭にあるわけですから活動はかなり制限されます。クラブ活動をしていなかったからできたのでしょう。それでもクラブをやる人間は居たのですから尊敬の限りです。
これに比べて専業の人には頭が下がりました。
バイトよりも相当に早く起きてトラックで到着する新聞を受け入れ、今ほどではないが大量のチラシをはさむ作業をすばやく行い配達者の数と配達部数を一部一部数えて仕分けしてゆく。これにゆっくりと時間をかけることはできません。午前2時ころトラックが到着して荷受けを終え、チラシの折込をはさみこむわけです。私はその作業をやっているところの終わりごろ到着して、すでに大方のチラシの挟まれた新聞を自分の数だけ数えて取って配達に出さえすればよかったと記憶してます。
新聞を取っている各家庭では新聞配達の来る時間を知っています。少しでも遅いところ、特に配達の最後になる家庭ではすでに起きて新聞が到着するのを待ち受けています。だから遅刻は厳禁です、でも結構遅刻しました。遅刻して配った家で「遅い」と怒られました。午前5時半過ぎてしまった頃ですよ。
それでも楽しみなのは、私と同じ最後の配達地域で出会う牛乳配達をしていた見知らぬにいちゃんが毎日待っていてくれました。配達を終えたところで必ず、「おい、一本飲め」と言って瓶入りの牛乳をあけてくれました。汗も出なくなり、眠気を抑えながらなんとか配達を終えた跡このにいちゃんに出会うのは、夏の朝をすがすがしくしてくれました。
あれから40年経ちますが、いまや新聞は膨大な量のチラシが入ってくるし、配達時間も各社しのぎを削っているようで、我が家近くを回ってくるのは午前2時半ころからでしょう、4時くらいにかけて数台のバイクの音がしています。もちろん自転車の人もまわってきています。
こうしてみると、新聞配達や牛乳配達の存在はむしろ「一隅を照らす、これ国の宝なり」という最澄さんの言葉を想起させます。社会的には闇夜を照らし町の安全を守る立場の人たちだとつくずく思っています。死んだ父から世間体が悪いから新聞配達はやめてくれと切願されたのだけれども、私の弟は自分で東京の新聞店に専業で泊まりこんで学校に行きました。彼は部活で新聞部をやってましたね。
新聞配達員はだいたいにして小林容疑者と同じく風采はあがらず、ボサッとした容貌になるのは夜型だからです。肉体労働になるのですから颯爽とした風貌などとても無縁です。夏は短パンにTシャツで汗まみれ、冬はいまや単車であれば防寒着に身を包んで配達する(自転車なら厚着してれば汗をかくでしょうが)。
こういうところから小林容疑者の人物像にもう一度迫るべきだと思ってます。
いまや失業ゆえに新聞配達などのバイトを行う人も増えています。若い女性も見られます。
社会的弱者が多いのではないでしょうか。
それを先入観と異様な目でみて犯人扱いする社会(ブログhttp://www.asyura2.com/0411/nihon15/msg/854.html)にも問題があるような気もします。
取りとめのない長文になりましたが、とりあえず現在の心境です。