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(回答先: 反戦ビラ入れ第7回公判 結審![大沢ゆたか氏のホームページ] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 11 月 06 日 17:35:52)
立川反戦ビラ入れ裁判の第7回公判が11月4日、東京地裁八王子支部で開かれ、検察側は、被告にされている自衛隊監視テント村のメンバー3人にいずれも懲役6月を求刑した。この後、弁護側が最終弁論を行ない、3人の最後の意見陳述で裁判は結審した。
検察側は「テント村は自衛隊解体を掲げた団体で、基地ゲート前で執拗に抗議活動を繰り返している。単にポスティングで検挙されたと報道されているが、犯行は自衛官工作を目的にしたもので、社会的に影響が大きい」と、政治的意図を露骨に示した論告を行なった。
弁護側は、立件が市民の類似の行動に広範に萎縮効果をもたらす危険性や、3人の行為は政治的主張を届けようとした表現行為で住居侵入罪の構成要件を満たしていないこと、思想・信条を問題にした警察主導の差別的立件であった事実――などを詳細に明らかにした。
最後に3人はそれぞれ「自衛官の中にはビラを読んでくれた人がいるはずだと、今でも確信している。立件は、そうした自衛隊員の情報受信の権利をも侵害したものだ」「立件後、私たちのもとには、派兵される自衛官の家族から不安を訴える匿名の手紙などが届いている。自衛隊員や家族らが声を出せる状況を私たち市民が作っていかなければならない」「事件と前後して各地の反戦運動に対する弾圧が相次ぎ、ジャーナリストの中からも事件による取材、報道の自由への影響を危惧する声が上がっている」と述べ、無罪判決を求めた。
判決は12月16日に言い渡される。
(ジャーナリスト 中嶋啓明)
http://www.kinyobi.co.jp/KTools/antena_pt?v=vol533