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件名:《ESPIO!》 警視庁の「杜撰」捜査が発覚
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■警視庁の「杜撰」捜査が発覚 Vol.313 10/01/04
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1.被害者が謎の失踪!
「女子高生コンクリート詰め殺人事件」で服役し、今年新たに逮
捕監禁致傷罪に問われた神作譲(旧姓小倉)の公判が、思わぬ事態
を迎えている。なんと証人尋問を予定されていた被害者が、9月2
1日の第2回公判前から所在不明。今なお、行方知れずなのである。
http://www.geocities.jp/prayforher_1/court2.html
第3回の公判概要は次項、あるいは下記のリンクのとおりである
が、
http://www.geocities.jp/prayforher_1/court3.html
被害者不在という前代未聞の事態のほかに、警視庁竹の塚署のお粗
末な捜査実態も明らかになった。
もう一度振り返っておこう。事件が発生したとされるのが今年の
5月19日午前2時。逮捕が6月4日、起訴が同25日である。新
聞各紙で報じられたのはようやく7月4日の朝刊で、映画『コンク
リート』上映の翌日という時系列を踏まえた上で、以下の警察官に
対する証人尋問内容を見て欲しい。
信じ難いような証拠の保全方法から、竹の塚署が当初、事件を真
剣に取り扱っていなかった様子がありありと窺えるのだ。
2.第3回公判概要
■検察官から追加証拠の取調請求
・甲25号証 被害者の所在についての捜査報告書
・甲26、27号証 写真撮影報告書
弁護人:所在不明というのは9月25日時点でということですか。
検察官:そのとおり。
弁護人:海外出国の可能性なども考えられます。被害者は関西出
身だという噂も聞いていますが、そうした点についても調
べているんですか。
検察官:現在、捜査中です。
弁護人はいずれの追加証拠にも同意した。
■証人尋問(タケウチ・マサユキ)
検察官:あなたの職歴は?
証人:平成3年に警視庁に入庁し、現在巡査部長です。巣鴨、光
が丘、大島署を経て、竹の塚署刑事組織犯罪対策課に在籍
しています。
検察官:甲25の1ないし5は、被害者のエプロンの写真ですが
、撮影した日時は?
証人:平成16年6月25日です。
検察官:撮影者は誰ですか。
証人:マエダ・ユウイチ巡査部長です。
検察官:その時、あなたはどこにいましたか。
証人:傍で作業を見ていました。
検察官:被害者からエプロンの任意提出を受けましたね。
証人:はい。
検察官:6月25日に写真を撮影したのはなぜですか。
証人:担当検察官からの指示があったからです。
検察官:「エプロンの破損」と報告書にありますが、どういうこ
とですか。
証人:「エプロンが切れているという記憶がある」という申告を
被害者から受けました。
検察官:被害届受理当時に破損に気づいていましたか。
証人:はい。着衣を撮影したときに分かっていました。
検察官:その時に「エプロンの破損」を撮影しなかったのはなぜ
ですか。
証人:その当時は「必要ない」と思っていました。
検察官:甲27号証のウエストバッグの写真は誰が撮影したもの
ですか。
証人:私が撮影しました。
検察官:いつ撮影しましたか。
証人:たしか今年の5月19日です。
検察官:「たしか」というのは、あなたの記憶ではということで
すね。
証人:はい。
検察官:報告書には5月22日とありますが、どちらが正しいん
ですか。
証人:書類の記載のほうが間違いです。5月19日に、一番最初
に訴えてきたその時に、着衣や負傷部位等とともに、ウエ
ストバッグを撮影しました。
検察官:5月22日は19日の誤りということですね。
証人:再度、被害者を呼んで事情聴取したのが22日だったので
、それと勘違いして記載しました。
検察官:報告書の作成が6月25日になっているのはなぜですか。
証人:当時は「必要ない」と思って書類から省いていました。
検察官:それを作成したのはなぜですか。
証人:担当検察官からの指示です。
検察官:5月19日に証人がバッグを撮影したのはなぜですか。
証人:事件と関係があると思われたからです。
検察官:ウエストバッグに血液がついていますが、被害者から申
し立てがあったのですか。
証人:いえ・・・被害者から何か言われた記憶はありません。
検察官:では、どういう判断で撮影したんですか。
証人:被害者から「関係ない」と言われなかったので撮影しまし
た。
検察官:被害当日に着用していたものですね。
証人:被害者から「関係ない」という申し出はありませんでした。
弁護人:撮影の当日、エプロンの任意提出を受け、領置したとい
うことですが、その書類が見当たらないんですが。
証人:・・・。
弁護人:エプロンが破れたというのに、なぜその時、撮影しなか
ったんですか。
証人:ことさら重要だとは思いませんでした。負傷箇所に重点を
置いて撮影しました。
弁護人:ウエストバッグの任意提出は受けていないんですね。
証人:はい。
弁護人:どうして写真を撮ったんですか。
証人:被害者の承諾の下、血の付いている様子を撮影しました。
弁護人:誰の血か分かりますか。
証人:おそらく被害者のものだと思いますが、分かりません。
弁護人:血液型はどうですか。人の血かどうか分かりますか。
証人:鑑定していないので分かりません。
■今後の証人予定者
検察官:現段階では被害者の所在は不明ですが、今後も捜査を継
続します。その他の証人は予定していません。
■乙号証(乙1ないし6は被告人の供述調書)
乙1 身上経歴
乙2、3 被害者に暴力を加えたこと、トランクに入れたことな
どの事実を認めていること。
乙4ないし6 同様の供述
乙7 身上関係
乙8 前科
乙9 前回事件の判決文
甲3(被害者の供述調書)については留保
■次回は被告人質問
弁護人1時間30分程度(多少伸びる可能性あり)、検察官1時
間程度。
10月25日午後2時30分から 。
3.尋問内容の検討
以上の「公判概要」は筆者のメモに過ぎず、厳密な反訳記録では
ない。微妙な言い回しで意味がまったく変わってしまうことも多い
から慎重に判断しなければならないが、それにしても「杜撰」に思
わないだろうか。
つまり、破れたエブロンについては、5月19日の事件当日、「
必要ない」と思ったので写真撮影せず、ようやく起訴当日の6月2
5日になって任意提出を受け、撮影したというのである。
一方、血痕(!)のあるウエストバッグは5月19日に撮影。な
ぜか報告書には「22日に撮影」と記載した上、しかもその報告書
自体の作成はやはり6月25日だというのである。結局、バッグの
任意提出は受けず、血痕については何らの鑑定結果もない。これで
は本当に「血」かどうかすらも立証できない(「全治10日間」の
傷が出血を伴うものだったかどうかも不明)。
仮にも刑事公判に提出する証拠書類に、間違った日付を記載する
などということは通常考え難い。取調検事も含めて何人ものプロの
チェックが入るのである。エプロンを撮影したのが6月25日であ
る点から考えると、ウエストバッグについても、「再度、被害者を
呼んで事情聴取した」5月22日―いや、ひょっとしたら、もっと
後に撮影された可能性すら考えられるのだ。
ウエストバッグについて、<被害者から「関係ない」と言われな
かったので撮影>云々というのは、いかにも奇妙な屁理屈、噴飯物
の応答振りで、警察・検察が後から嘘を付いて辻褄を合わせるとき
のヤリ口を思わせる。もしそれが本当に「血」なら、「関係ない」
どころの話ではない。当然、被害者から直ちに申告があるはずだし
、警察官として事情を問い質すはずではないか!
4.今後の展開
第2回公判によれば、被害者は「監禁事件が報道された後から非
通知の電話があったり、教習所の試験に落ちたり、ノイローゼ気味
だった様子」だという。
http://www.geocities.jp/prayforher_1/court2.html
しかし、被害者は7月28日放映の「報道ステーション」に登場
したばかりでなく(ただし胸から下のみ)、その他のマスコミ各社
に1社当たり10万円前後の取材謝礼を要求している。
もちろん、事件の規模や情報の質にもよるが、普通ならせいぜい
1ないし3万円程度といったところだろう。金額はさて措くとして
も、むしろ積極的にマスコミ対応をしていたわけである。取材にあ
たっては、その都度、勤務先の「花屋」の店長の指示と許可を仰い
でいたともいう。
タケウチ巡査部長の所属する刑事組織犯罪対策課は「暴力団対策
」を担当する部署である。
いわゆる「筋の悪い」事件ではないかということは当初から囁か
れていたし、そのことが捜査や発表の遅れに関係しているのかもし
れない―思わずそんなふうに勘ぐってしまうほど、緊張感に欠けて
いるのである。
神作は罪状認否で被害者に「顔をひっぱ叩いたりする」暴行を加
えたことは認めているが、逮捕監禁の事実などについては事実上否
認している。次回被告人質問で仮に神作が否認を貫き、これを突き
崩せなかった場合、果たして以上のような調子の捜査状況で有罪に
できるのか、仮に有罪に持ち込めたとしても実刑に追い込めるのか
。被害者が最後まで出廷しなければ、裁判所も苦しい判断を迫られ
るように思う。事件は意外な方向に展開し始めているのかもしれな
い。
<参考>
・閉廷後、月刊誌『創』の編集部員と地裁地下1階の食堂で昼食。
「もし神作が無罪になったら、片っ端からマスコミに名誉毀損で高
額の賠償請求をするんじゃないか」などと雑談した後、食器トレイ
を返却しようとしたところ、柱の反対側に広瀬哲彦・弁護人が座っ
て食事を摂っていたことに気づいた・・・。
・裁判事情に通じたある傍聴者によると、実は検察が意図的に、被
害者よりも先に被告人質問をさせようとしているのではないかとい
う。つまり、後出しジャンケンの要領で、そのほうが都合よく被害
者の供述内容を修正して、被告人を叩けるからである。
<付記>ESPIOブログ
・バルカン諸国での騒動から―東京のMI6職員
http://espio.air-nifty.com/espio/2004/09/post_6.html
・40年前の「ハイジャック」計画
http://espio.air-nifty.com/espio/2004/09/40.html
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