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(回答先: 第六章 共通点 1 神示と霊訓 半霊半物の世/恐怖の大王論/画家の感性(大本教・民間信仰・民俗) [99-03-18] 投稿者 謝寅 日時 2004 年 12 月 17 日 19:56:22)
*預言-その2*
*八方世界から十方世界へ*
九陽紋右図は、秀真伝に描かれている『ふとまにの図』の『とほかみえひため』を抜いた略図、それに九陽紋(及び大本の極初期の神旗)を現わしたものです。
この図でも明らかなように、中央に○、更にその周囲にも○が八つ並び、全部で九陽の紋という訳ですが、八という数字は他にも『八坂瓊曲玉(やさかにのまかりたま)』『八咫鏡(やたのかがみ)』という神宝の伝承等、幾つか見受けられます。
また素盞嗚尊を奉る神社等でも、八という数の付いたものが、幾つか有ります。つまり上古代の人々は、何かしらの意味を付けて、八という数を大事にしていた様ですが、秀真伝の『ミカサフミ』の「高天成綾(たかまなるあや)」中には、以下のような一節があります。
元元明けの 元明けの神(天地開闢以来の神々)から
天恵み、届く柱は となってこの地に天の恵みが届きます。
透き通る、中の管より の柱は透き通っていて、中の管を通る
運ぶ息、車の軸(うでな 運ぶ息吹は、車軸のように
九の輪の、響きて巡る つの輪となり、天地に響き巡るのです。
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太古の人々は、神々の恵み・息吹が九つの輪となると、考えていたようですが、九鬼家の家紋とシュメールの神を現わす文字「ディンギル」とも合わせて考えても、良いのではないかと思います。
大本では、極初期の段階では九陽紋を神紋としていた様です。これは九鬼家との関係から、単に模倣しただけとも考えられますが、大本神諭中に以下の一節が見られます。
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●上田喜三郎殿、大望な御世話がよう出来たぞよ。御礼には御都合の事じゃぞよ。九陽の紋を一つ増やしたのは、神界に都合のある事じゃぞよ。今は言はれぬ。・・・
-『大本神諭』/出口直子伝達(明治三二年旧六月三日)より-
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大本は、旧綾部藩主九鬼家の家紋と同様の、九陽紋を神紋にしていましたが、王仁三郎氏が来てからほどなく、1899年(明治三二年七月)に十陽の紋に変更された様です。
また、八以前の数と、九〜十に至る数の関係では、神紋の変更と同様の意味が在るのか定かではありませんが、伊都能売神諭に以下の一節が存在します。
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●世の元の大御宝を占め固める折りに、差添(さしそえ)に成って活動なされた神は、真道知彦命、青森知木彦命、天地要彦命の三男神と、常世姫之命、黄金龍姫之命、合蛇琉姫之命、要耶麻姫之命、言解姫之命の五女神、合わして三男五女八柱の神を育て上げて、差添の御用を命せなさったのが若日女岐美(わかひめぎみ)尊であるから、是が九重(ここのえ)の花と申すのであるぞよ。
若日女岐美尊の後見を為された至善の神様が天照日子(あまてるひこ)尊であるぞよ。天照彦命は海潮(注:王仁三郎氏の事)の肉体に宿りて、五六七(ミロク)の御用を致して居るなれど、誰も未だ分かりては居らぬぞよ。この神が表われたら、二度目の世の立て直し、九重の花が十陽に咲くので、三千世界の統一が成就するのであるぞよ。
-『伊都能売神諭』/王仁三郎伝達より-
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九重の花とは、既に大本神諭でも幾度か見受けられるので、意味は不明なものの、九重から十重に至るのであろうと言う事は、判ります。真道知彦命から言解姫之命までの三男五女神と、若日女岐美尊の合わせて九柱の神から、更に天照日子尊を合わせて十柱という事になります。王仁三郎氏が大本に入道して程なくという点が、象徴的な気がします。
*日月神示の0九十(マコト)*
日月神示にも、今迄の世が一二三四五六七八の世であって、〇一二三四五六七八九十の世に成るのであると、書かれています。これは大本の九重→十重の内容と、同じ事を意味しているのではないかという気がします。
●七重の花が八重に、八重が九重、十重にひらくのであるぞ、七重はキリストぢゃ、八重は仏教ぢゃ、今の神道ぢゃ、今迄の教えはつぶれると申してあろうがな。
●何も判らん枝葉の神に使はれていると気の毒出来るぞ、早ようその神と共に此処へ参りて、マコトの言を聞いてマコトに早よう立ち返りて下されよ。〇九十とは、〇一二三四五六七八九十であるぞ、一二三四五六七八かくれてゐるのざぞ。
●フトマニとは大宇宙の法則であり秩序であるぞ、神示では〇一二三四五六七八九十と示し、その裏に十九八七六五四三二一〇があるぞ、〇九十のマコトであるぞ、合わせて二十二(二ふ、十と、0ま、二に?)、富士であるぞ。神示の始めに示してあろう、二二(富士)は晴れたり日本晴れだぞ。
-いずれも『日月神示』/岡本天明伝達より-
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又一方では、八方世界から十方の世界へと移るという事が幾つか描かれています。これらは大本時代に、王仁三郎氏が入道してから九重→十重に至った(十陽紋)神紋とも、関係があると個人的には思います。
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●四と八によってなされたのであるから、森羅万象の悉くがその気を受けてゐるのであるぞ。原子の世界もそう(注:参照)であろうが、これが今の行き詰まりの原因であるぞ。八では足らん、十でなくてはならん、○でなくてはならんぞ。岩戸開きの原因はこれで判ったであろうがな。
●太陽は十の星を従へるぞ、原子も同様であるぞ、物質が変るのであるぞ、人民の智や学では判らん事であるから早よう改心第一ぞ。
-いずれも『日月神示』/岡本天明伝達より-