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Nevada経済速報2月16日(水)14:35
...2005/02/16(Wed) 14:37:16...
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見事に外れたGDP予測と異常な姿
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内閣府が発表しました10−12月期のGDP成長率は、実質で<マイナス0.5%>と3四半期連続マイナス成長となりましたが、政府は、このように述べています。
『長い踊り場』。
今までは『踊り場』という表現であったものですが、9ヶ月(3四半期)連続もマイナスとなれば、さすがに単に『踊り場』という表現だけではまずいと思ったようです。
ところで、ここで有名な調査機関が発表していました成長率予測(年率)をご覧に入れたいと思います。
日本総研 +0.9%
大和総研 +0.9%
野村証券 +0.9%
住友生命総研 +0.8%
農林中金総研 +0.4%
ニッセイ基礎研 +0.4%
UFJ総研 +0.1%
みずほ総研 +0.0%
三菱総研 -0.3%
第一生命研究所 -0.4%
マイナス成長を予測したのは2社だけであり、他は見事なはずし方をしています。
上位3社(+0.9%)とマイナスを予測した2社(−0.3%、−0.4%)の差は1.2%を越える驚くべき差であり、ここまで予測が外れると、一体何をベースにGDP成長数字を算出しているのか?という疑問が沸いてきます。
もっとも、皆が気にしていますGDP成長率自体、余り意味を持ちません。
作られた数字であり、正確な数字ではないからです。
実態を見るうえでは、余りにも正確さに掛ける統計数字だからです。
GDP成長は<あくまでもこのような流れ>としてみておく程度の数字なのです。
それにしましても、通常GDPのマイナス成長が9ヶ月も続けば、いい加減景気後退を認めても良いのですが、都議会議員選挙もあり、政府としては改革を成し遂げて景気回復をさせているとしている以上、口が裂けても、景気は後退しているとは言えないのです。
景気の実態は日々悪化していっており、景気回復説に踊らされた企業・投資家は、今、徐々に首を絞められていっています。
そして、その後に待ち受けるものは?
Vol.6 ワールドレポート(2005年2月15日)にて解説させて頂きます。
(今回のGDP成長の発表を待っておりましたので、近日中には公開させて頂きます。)
※転送・転載厳禁
http://www.collectors-japan.com/nevada/wr_sokuhou_fr.html