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(回答先: トヨタ労組、一時金は最高の244万円要求 ベアはゼロ (朝日新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 2 月 15 日 04:24:38)
輸入車販売、競争激化 「レクサス」に警戒感 小型車照準、強気のドイツ勢
海外の主要自動車メーカーによる今年の日本市場向けの事業計画が出そろった。各社とも新型車投入を計画しており、強気の販売見通しとなった。日本車が得意としてきた小型車の発売が目立つ一方で、トヨタ自動車が輸入車顧客層をターゲットとした高級車ブランド「レクサス」を今年八月に始動することにしており、これまでの垣根を越えた販売競争が激化しそうだ。(納富優香)
輸入車市場全体ではここ数年、足踏み状態が続いており、日本自動車輸入組合の江頭啓輔理事長は「今年もほぼ前年並みで推移する」と予測する。国産メーカーの海外生産車を除く純輸入車の販売は二十四万−二十四万五千台程度になるとみられるが、各社の計画をみると、そろって大幅増を見込んでいる。
とくに強気なのがドイツ車。五年連続で輸入車ブランド別トップのフォルクスワーゲングループジャパン(VGJ、愛知県豊橋市、梅野勉社長)は、今年の販売目標を前年比5・6%増の五万八千五百台と設定。主力の小型車「ゴルフ」に三モデルを追加する予定で、シリーズのラインアップを三車種八モデルまで拡充する。
ビー・エム・ダブリュー(千葉市、ヘスス・コルドバ社長)は昨年に「BMW」と「ミニ」を合わせて初めて五万台を突破した。今年はさらに高価格帯の開拓に乗り出し、入門車と位置づける小型車「1シリーズ」の「116」と「118」を三月に投入するほか、主力の「3シリーズ」も春にモデルチェンジしてプレミアム首位の座を目指す。
アウディジャパン(東京都世田谷区、ヴァルター・ハーネック社長)も23%増の一万七千台に目標設定。主力「A4」のモデルチェンジなどで、過去最高の一九九〇年の一万六千六百九十一台を更新したい考えだ。
一方、こうした輸入車各社が期待と警戒の両面から見守るのが、八月のトヨタ「レクサス」の始動。輸入車市場全体が活性化する商機になると期待がある一方で、警戒を強めている。
レクサスと真っ向からぶつかるダイムラークライスラー日本(DC、東京都港区、ハンス・テンペル社長)では「ユーザーにとって魅力ある製品という意味で、トヨタがわれわれのレベルに達するのは難しいだろう。メルセデスは本物のブランドであり、百年以上の伝統に支えられている。マーケティングのために作られたサイバーブランドとは違う質の高さがある」(テンペル社長)と対抗意識をあらわにする。
このため、同社では小型車「Aクラス」から今年の北米カーオブザイヤーを獲得したクライスラー「300C」まで合計十一車種を新規投入し、販売攻勢をかける構えだ。
一方、輸入車各社のもう一つの懸念材料がユーロ高だ。この五年間で25%も円安ユーロ高になっており、「ドイツ本社の手取りは三分の一減少した」(VGJの梅野社長)という。価格への転嫁も検討しているが、「デフレを脱却し切っていない現状で値上げは難しい」(同)との読みもあり、厳しい判断を迫られている。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/15kei001.htm