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http://www.sankei.co.jp/news/evening/05bus001.htm
偽造カード被害 住友信託、補償額引き上げ
高額預金者対象 最大1000万円に
住友信託銀行は四日までに、キャッシュカードの偽造や盗難で預金を不正に引き出された場合の補償額を、三月から現在の二倍の最大一千万円に引き上げることを決めた。高額預金者が対象だが、銀行側が保険料を負担して特別な会費がかからない口座に対する補償額では、国内最高額となる。
対象となるのは、住友信託のアドバンテージサービスというポイント制サービス会員のうち、預金や投資信託の預かり資産が二千万円以上あるなど一定の取引基準を満たす「ロイヤルステージ」の顧客。現在は五百万円の補償限度額を一千万円まで引き上げる。
預金や投資信託の預かり資産が一千万円以上の「スペシャルステージ」の顧客の補償限度額は従来どおり、二百万円のまま。補償額は、保険会社の審査をもとに決める。
また、今後は全預金者を対象に、現金自動預払機(ATM)での支払限度額の引き下げや、限度額引き下げを顧客本人がATMで設定できるようにしたり、ICカード化や生体認証機能付きカードの導入なども検討している。
補償額を引き上げる理由について、住友信託は「盗難の場合に補償額を最大一千万円にしている銀行が複数ある。当行は偽造された場合も補償しているが、さらに補償額も他行なみに引き上げることにした」と説明している。
偽造カードによる被害の補償をめぐっては、東京三菱銀行が年会費一万五百円の生体認証機能付きカードの会員を対象に、最大一億円まで補償するサービスを始めているほか、一部の銀行で保険付き預金の導入を検討する動きもある。しかし、こうした補償を制度化している銀行はまだ少なく、全国銀行協会では、前月末に補償強化などを申し合わせたところだ。