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(回答先: 中国 「批判と協力」使い分け 企業、大半は利益優先 (産経新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 1 月 21 日 05:10:42)
対中貿易、対米を逆転 「世界の工場+消費市場」急拡大 今年見通し
平成十七(二〇〇五)年の日本の対中貿易総額は対米を初めて上回り、中国が最大の貿易相手国となる見通しだ。「世界の工場」となった中国が、対日輸出を順調に増やしている一方、高い経済成長や技術水準の向上に伴い、日本から高品質の部品や素材の輸入も増加させているからだ。今後も対中貿易総額の増加は必至であり、長期的に人口減少などによる国内市場の縮小に直面する日本企業にとって、成長を続ける中国市場はますます重要な存在になりそうだ。
二〇〇四年一−十一月の輸出入を合わせた貿易総額の国別比率をみると、一位の対米が18・6%(千七百二十七億ドル)なのに対し、二位の対中は16・4%(千五百二十二億ドル)となっている。ところが二〇〇三年実績では対米が20・4%だったのに対し、対中は15・6%であり、その差はかなり縮小している。
貿易業界関係者は「高い経済成長を続ける中国との貿易は今年も伸びが見込まれるが、対米貿易は昨年並みにとどまる可能性が高い」とみており、今年の日本の貿易総額は対中が対米を逆転する見通しとなった。
年率9%程度の高い経済成長を続ける中国では、二〇〇一年十二月の世界貿易機関(WTO)への加盟に伴い、工業製品に対する関税を引き下げたほか、外資による中国進出規制を大幅に緩和。これにより割安な人件費などに魅せられた外国企業の中国進出が加速して「世界の工場」としての地位を確立し、現在では中国の貿易総額の六割は外資系企業が占める。
DVD再生機の九割、携帯電話やノート型パソコンもその五割以上が台数ベースで「メード・イン・チャイナ」となっている。
日本企業の進出も広がっており、中国に進出した日系企業からの逆輸入も増加している。これまでは繊維製品など付加価値の低い製品が中心だったが、最近では付加価値の高い機械設備や家電などでの対日輸出が急増。その一方で加工技術の向上などに伴って、日本から高額で高性能な部品や素材の輸入も増やしている。
二〇〇四年上半期の対中貿易額を五年前と比べると、輸入は二倍の四百三十七億ドル、輸出は約三倍の三百五十億ドルに成長した。これに香港経由の貿易も加えれば、昨年上半期の対中貿易は黒字転換を果たしている。日本が製造技術を強みに稼いでいる構図だ。
こうした中国に対しては、「工場」としての位置付けから、「消費市場」としての存在にも熱い視線が寄せられている。
自動車の販売台数をみると、米国の千六百万台、日本の六百万台に比べ、中国はまだ四百万台にとどまり、その多くはトラックが占めている。人口規模からみれば今後、販売台数が急増するのは確実であり、外国自動車メーカーの進出競争が過熱している。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/21iti001.htm