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(回答先: Re: 低賃金労働は、永久に低賃金労働。誰が、受け入れを決めるのか 投稿者 東京音頭 日時 2004 年 11 月 20 日 22:11:29)
東京音頭さん、どうもです。
>あっしらさん、日本の資金で養成すれば、受け入れ賛成ですか?
>私は、今の看護士、介護士の労働条件のままでの受け入れは絶対反対です。何故かと
>いうと、低賃金労働を、永久に低賃金労働にしてしますからです。
>得をするのは、国とその産業内の企業経営者だけです。
米国の不法移民(季節的不法滞在者)も、米国政府の建前的発言と違い、ご指摘の“企業の経済権益”のために黙認されています。
それは政治的にできないと思っていますが、日本の資金で養成したとしても、受け入れには反対です。
ひとは生れ落ちてから人々に支えられながら生きていると考えているので、その連鎖をできるだけ維持できるほうがよく、お金をより多く稼ぐために外国に移民する(しなければならない)現実を好ましいとは思っていません。
(移住や移民を禁止すべきという論ではありません)
フィリピンは、医者養成課程を修了した人が中東諸国などで家政婦に就業したほうが稼ぎが大きいと思うような状況になっています。
医者にしろ看護士にしろ、政府部門が資金を投入して養成したのは、政府や国民が自国のためにそれらが必要だと判断したからに他なりません。
そういった人たちが稼ぎのために出国してしまうということは、外国で看護士をやるにしろ家政婦をやるにしろ、フィリピンの厚生を劣化させます。
短期的には出稼ぎがフィリピンの経済を支えることは確かですが、それは、蛸が足を食って生きるに近いものですから、日本政府がそのような動きを促進するようなことはすべきでないと思っています。
受け入れについては、自国の問題を外国からの人の移動で解消しようとするのではなく、自国内の活動力配分で解決すべきだと思っています。
看護や介護が人手不足であるなら、それらの従事にする人たちの養成に資金を投入し、勤務条件も改善して補っていくのが筋です。(いわゆる3Kに不法滞在者を就業させている問題も同じです)
完全雇用状態であっても、看護や介護が人手不足なら、他の職種からの移動を促す政策を採ってでも国内で解決で図るべきだと思っています。