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(回答先: 機構への支援要請見送り ダイエー、取締役会で確認 [共同通信]【銀行の足元を見て法的整理はないという判断?】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 10 月 11 日 16:33:48)
10月11日(ブルームバーグ):経営再建中の大手スーパー、ダイエーは11日、産業再生機構活用の決断を求める銀行側への回答について臨時取締役会を開き、従来通り民間スポンサー企業の支援による再建を目指す方針を確認した。これを踏まえ、高木邦夫社長が同日午後、UFJ銀行など主力3行の役員と会談し、スポンサー候補企業の再建案の内容を確認したうえで対応を検討するよう要請。再生機構による資産査定の継続も求めた。土谷忠彦常務が同日記者説明し、明らかにした。
ダイエーは同日午前の臨時取締役会で、12日を期限とする主力3行への回答について協議し、「18日を締め切りとする民間ベースの資産査定の内容も見て検討するよう主力行に求めることを決議した」(土谷常務)。出席した役員からは「機構を活用すべきという意見は出なかった」(同常務)という。
高木社長は同日午後、UFJ銀行、三井住友銀行、みずほコーポレート銀行の役員と会談し、臨時取締役会での決議の内容を説明した。「スポンサー候補企業からの再建案提示を18日まで受け付け、従来通り民間による資産査定の作業を進めることについて理解を求めた」(同常務)という。また、再生機構による資産査定も継続してほしいとの要望も伝えた。高木社長は12日に再生機構を訪問し、これらについて説明する予定。
ダイエーの再建をめぐっては、高木社長と主力3行首脳が8日に会談。3行の首脳はダイエーに対し、再生機構による資産査定に一本化するように求めたほか、 12日までに判断を示すよう最後通告した。
銀行側は、ダイエーが再生機構の活用を決断しなければ金融支援の打ち切りや法的整理の可能性もあるとしている。これに対してダイエー側は「最後は銀行が決めること。債務者として弱い立場にあるが、理解してほしい」(土谷常務)と協議継続を訴えた。土谷常務は「法的整理は、なんとか避けたい」としている。ダイエーの再建問題については「労働組合も民間ベースの自主再建で意見が一致している」という。
これまでの報道によると、ダイエーが独自に募った民間スポンサー候補には、1)ドイツ証券、サーベラス、丸紅、2)ゴールドマン・サックス、ウォルマート、3)米リップルウッド、三菱地所??の3グループが名乗りを挙げ、資産査定に入っていた。このうち丸紅とウォルマートの両グループが一本化する動きも浮上している。
ダイエーの連結有利子負債1兆751億円のうち、主力3行の貸出債権はUFJ銀行が約4200億円、みずほコーポレート銀行が約2100億円、三井住友銀行が約 1900億円と、全体の8割弱を占める。主力行側は、これまで2度にわたり合計5200 億円の金融支援に応じてきた。
ダイエーの8日終値は前日比1円(0.4%)高の234円。
記事に関するエディターへの問い合わせ先:
東京 沖本健四郎 Kenshiro Okimoto kokimoto@bloomberg.net
東京 小沢均 Hitoshi Ozawa hozawa1@bloomberg.net
更新日時 : 2004/10/11 21:35 JST
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=auH7nenKrM1k&refer=jp_home