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国家を国民が監視する事ははなはだ困難です。
http://www.asyura2.com/0411/dispute20/msg/734.html
投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 4 月 01 日 22:19:07: YdRawkln5F9XQ
 

(回答先: Re: 全ての人に生産手段を分配する事 投稿者 鼻曲がり 日時 2005 年 4 月 01 日 19:15:51)

鼻曲がりさん、レスありがとうございます。
生産手段を国有化するという事は国家に強大な権力を与える事なのです。
従って国民は国家にますます支配されるようになるのであって主権在民などお題目に過ぎなくなります。
「主権在民さえ実現できれば」という仮定そのものがとてつもなく困難なのです。

>Re: 全ての人に生産手段を分配する事
http://www.asyura2.com/0411/dispute20/msg/729.html
>投稿者 鼻曲がり 日時 2005 年 4 月 01 日 19:15:51: reqgioM2ZVV6Y

>(回答先: 全ての人に生産手段を分配する事 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 4 月 >>01 日 12:50:26)

>ワヤクチャさん がいいと思います。
>私的所有を一握りの人間が独占しているのではなく
>全ての人が生産手段を保有しているという状態です。
>その為に所有のアンバランスを是正する為に税制を改革するのです。
>国有は全ての人を国家の支配に委ねる事になってしまいます。

>縄文ビト上の文章は修正資本主義ですね。

「国有化=社会主義」ではありません。
国有化は国家資本主義なのです。

>税制を改革するにしても、現在の政党に任せるのか、それとも違う形の政党に税制改革>をしてもらうのかということになりますが。

税制改革論議を我々の方から仕掛けていかざるを得ません。
既成の政党ではアイデアが浮かんで来ないのです。
ネットで税制論議をやっていきましょう。

>まずは、主権在民、民主主義という点では一致していると見ますが、後は実現させる方>法論となります。

主権在民の実態
民主主義とは何か?
が問われます。
民主主義とは曖昧な概念なのです。
長谷川さんとかいう女性学者の本が出ておりました。
タイトルは「民主主義とは何か?」だったと思います。
フランス革命の事など非常に興味をそそる分析でした。

>それから<国有は全ての人を国家の支配に委ねる事になってしまいます>
>これは間違いです、主権在民という形になれば国有といえども国民のチェックが入りま>すから国家の支配とはなりません。

国家を国民がチェックするのは至難の業です。
何故、わざわざ国家という巨大な単位で所有し、しかる後に大勢の国民によって監視しようとするのか?です。
最初から可能な限り小さな地域の単位で生産手段を所有した方が住民主権が貫徹します。

>今までのマルクス主義による社会に主権在民の考え方がありましたか。現在の中国にお>いても、北朝鮮にいたっては主権は在独裁者と言ったほうが正解ではないですか。
>「労働の売り買いの無い社会」それが主権在民の正しいあり方です。

これまでの自称社会主義は市場経済に代わって計画経済を確立しようとしてきました。
しかし、できたのは国家官僚による生産手段の独占でした。
こちらの方が国民にとっては窮屈な社会になってしまったのです。
国家に生産手段を所有させたら必ず官僚独裁に至るでしょう。

労働を売る事ができなければ我々は国家官僚に養ってもらうだけの究極の奴隷状態になるでしょう。
こんな社会を私は望みません。

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