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(回答先: 商品価格=最低労働単価+経費(生産手段)+利潤(他者の労働の私有化) 投稿者 縄文ビト 日時 2005 年 3 月 12 日 11:34:22)
縄文ビトさんの「利潤(他者の労働の私有化)」という解釈を見ただけで貴方は資本家を敵視しているのが直ぐ解ります。ここで貴方は既に自分の価値観を持ち込んでいるのです。議論には自分の価値観を主張する政治的な物と、自分の価値観を一切交えず常に客観的に行う物との二種類あります。この区別をキチンと出来ないと議論は成り立ちません。私は科学者ですので客観的な議論のみに限っています。その理由は個人的な価値観の論争はいつまでも平行線を辿り、全く何の科学的進歩をももたらさず、議論は唯の時間の浪費になってしまうからです。
利潤というのは資本家がリスクを冒して投下した資金に対する報酬であって、金融業者が融資したお金に利子を要求するのと同じです。資本家の利潤を窃盗と解釈されるのなら、その様な社会には誰も投資はしません。従って、その社会は原始的な物々交換の経済に留まる事になります。そのような社会が縄文ビトさんの価値観に合致しているというのなら、勿論それはそれで結構ですが、問題は貴方の価値観に共鳴して原始的経済の社会に住みたいという人がどれだけ居るか、という事です。これで貴方のハンドル・ネームの意味が分かりました。
又、貴方は縄文時代について「どういうわけかその社会の人たちは、動物で言うところの生存競争はありませんでした、その社会はピテカントロプスから数えると百十万年という長い時間戦争も無く、つまり人間同士の生存競争もなく、日本では二千三百年前まであった社会なのです」と書かれていますが、一体どこにそんな証拠があるのですか。これは貴方の主観的な理想に基づいた想像に過ぎないでしょう。想像からは客観的な議論は出来ません。