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(回答先: Re: 参考文献リスト[こんなのもあります。] 投稿者 如往 日時 2005 年 2 月 08 日 01:56:55)
おやおや。
一回で引っ込むつもりでしたが(ひどく多忙なんですよ)、
如往さんに出て来られては、応答しないわけにはいけませんね。
ちょっと懐かしいです。
このへんのことは素人なりに一応検討済です。
如往さんを説得しようなどと大それたことは考えておりませんが、
読者のために簡単に感想だけ。
別に宣伝屋ではないので、これで引っ込みますよ。
○ 山田孝雄説は読んでおります。
山田説の出典は戦前です。
神代文字全般については、山田説が正解でしょう。
○ ハングルに似せた創作という話は支持する証拠がありません。
なお、ホツマ文字とは関係ありませんが、日文とハングルとを比較すると、ハングルの方が複雑な「3元構造」をしています。
○ 「音韻体系」はですね、橋本進吉−大野普説で比較的新しいものです。
大野さんは、母音数が8から5に減少した理由を合理的に説明できていません。
また縄文時代は4つとも仰っています。
母音数がそんなに簡単に変わる例はまずないのではないですかね?
もちろん大野説は仮説の段階でして、反対説もあります。
これは当時の帰化人が8母音だった(当時の朝鮮語を直接に明らかにする半島側の文献はないと聞いていますが)と考えると、
漢字による当て字創作の際に変異音をかき分けたものと考えることができます。
○ 仮名違いは、書写のときに間違える可能性は高いわけですし、当時の仮名遣いは厳密には決まっていなかったと考えることができます。
○ 平安時代中期の50音図は後世の創作であり、直接関係ないとも考えられます。
○ 「ン」については、48文字から、漢字当て字時代に「ン」に対応する文字がなかったので、47文字に減少し、しかし発音は存在したのでその後に復活したと考えることで合理的に説明がつきます。
○ 古事記等に対する「文献的先行性」は、これはとりあえず「参考文献」程度は読んで下さいというしかないですね。
一行単位で文章を対比している研究が既にあるわけです。
これを漢字の読みくだし文と考えることは無理があります。
文体も内容も全然違うわけです。
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