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教会「同性愛は疫病」、ゲイ「教会はナチ」(エル・ムンドより)
2005年1月8日付けのエル・ムンド紙(電子版)は、激化する一方のカトリック教会とゲイ・グループとの対立を報道しています。それぞれ重要箇所のみを和訳します。
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http://www.elmundo.es/elmundo/2005/01/08/sociedad/1105186428.html
『パンプローナの大司教、「同性愛の疫病」を予言』
パンプローナ大司教でツデラの司教、教会管区会議書記長のフェルナンド・セバスティアンは、近いうちに「同性愛が心理的障害と苦痛に満ちた絶望に関する本物の疫病であると宣言される可能性がある」ことを断言した。彼の判断では、「同性愛は、もし望むなら、援助と良い指導で、その状態を変えることが可能である」。
【中略】
彼は、この逆行するセックスの持つ傾向は、望もうが望むまいが、「悪く人格形成された心理的に欠陥を持つ人間に対する返答である」と強調する。「従って『ホモのセックス』は『ヘテロのセックス』とはどう言ってみても異なる。」このように大司教は最近の「信心の手紙」の中で断定する。
【後略】
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「疫病(原文epidemia)」という言葉はヨーロッパでは中世のペストのイメージであり「大量の死滅をもたらす大災厄」を表します。そこには必ず「人間の罪に対する罰」のイメージも絡みます。
このセバスティアンが大司教を務めるパンプローナはスペイン北東部にあるナバラ州の首都で、7月に行われる勇壮な「牛追い祭り」で有名な所ですが、例のオプス・デイが勢力を持つ場所でもあり、この教団が経営するナバラ大学(レベルは非常に高い)があります。恐らくこの大司教もオプス・デイ関係者でしょう。
それにしても、昔から修道院の中でホモやレズの盛んなカトリック教会が言っているのですから、ちょっと迫力には欠けますが。
続いてスペインのゲイ委員会のこの発言に対する反応です。
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http://www.elmundo.es/elmundo/2005/01/08/sociedad/1105202897.html
『ゲイたちは教会を、ナチ同様の言い方をする、と非難』
全国レズビアン・ゲイ・性転換・バイセクシュアル委員会は、パンプローナ大司教、教会管区会議書記長のフェルナンド・セバスティアンが行った「同性愛は疫病」という表明を、ファシストとナチが同性愛者たちを刑務所や集中キャンプに送り込むために使った言い方を連想する、と認識している。
「教会のヒエラルキーは少数派に対する嫌悪感を公言しており、これは耐え難いことだ。反民主主義とファシストの言動を維持している。」このようにゲイ委員会は強調する。
【後略】
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スペイン社会労働者党政権は同性の結婚を認める法律制定を進めていますが、これに対しては相当に反対の圧力が強く、この法律案が国会を通るかどうかはまだ分かりません。そういえばアメリカでも同性愛結婚反対がブッシュを当選させたかなり大きな要因になっているそうで、「アメリカ民主主義」はやはりナチ同様、ということになるのでしょうか。
ところでゲイといえば、バルセロナはヨーロッパの中でも有名なゲイの本場で、ゲイ専門のホテルなども多く、バルセロナ大学本部に近いある一角には「そのテ」の店がかたまっており、ムキムキマンが二人で抱き合ってチューチューやっている光景がよく見られます。私はちょっと遠慮しておきますが、そっちの道に興味のある方はバルセロナへどうぞ。