現在地 HOME > 掲示板 > 戦争60 > 531.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 北朝鮮のミサイル発射「可能性低い」 分析急ぐ日米韓 (asahi.com) 投稿者 彗星 日時 2004 年 9 月 23 日 22:50:11)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040926it01.htm
北朝鮮軍が弾道ミサイル「ノドン」(射程約1300キロ・メートル)の発射準備とも見られる動きをしている問題で、北朝鮮国内約10か所のミサイル基地で同様の動きが見られることが25日、分かった。
複数の日米政府関係者が明らかにした。ミサイル発射部隊だけでなく、その他の陸海空軍も各地で活発な活動をしている。関係者は「北朝鮮軍全体による大規模な訓練を展開しているのではないか」とし、先に判明した北朝鮮東部地域でのミサイル発射準備の動きも、その一環との見方を強めている。政府は防衛庁に警戒監視態勢を強めるよう指示した。
北朝鮮軍の各地での動向は、日米の偵察衛星や電波収集による情報に加え、21日から警戒監視のため出動している電子戦データ収集機EP3が収集した情報などで、明らかになった。
日米の関係者によると、北朝鮮のミサイル部隊と陸海空軍各部隊は、主に平壌北方の新五里(シンオリ)にあるノドン基地からの指令で行動している。各基地周辺では、ミサイルに注入する液体燃料を積んだ車両をはじめ、軍用車両、軍人、ミサイル技術者などが集結している。
ただ、ミサイル本体や発射装置などは確認されていないほか、ミサイルを発射した際、着弾海域の警戒や着水したミサイル部品を回収する艦艇も出動していないという。
このため、政府関係者は「ミサイル部隊を中心にした全軍による大規模訓練の可能性が強まった」とし、ミサイル発射の可能性については、「かなり低いのではないか」との見方を強めている。
北朝鮮では毎年1回、陸海空3軍統合の訓練が行われているが、ミサイル部隊を加えた、今回のような大規模な動きは極めて異例だという。
日米の軍事関係者は、今のところ、各部隊が個別に活動していると見ており、今後、全軍を統一した形での訓練に移行するかどうか、注視している。
ミサイル部隊の活動が確認されたのは、すでに判明していた元山(ウォンサン)など北朝鮮東部のミサイル発射基地に加えて、北東部や西部など北朝鮮各地の発射基地など計10か所程度にのぼる。特に中東部などでは、新たなミサイル関係施設も判明した。ミサイル部隊の活動がいつから始まったかは不明だという。
北朝鮮軍の動きを受けて政府は、日本海などでの警戒監視が長期化する可能性があると見ている。防衛庁は、情報本部などの情報収集と海上自衛隊による警戒監視について、警戒レベルを平時のレベル5からレベル4に引き上げた。近く予定していたイージス艦「こんごう」の定期点検を延期し、警戒を強化する方針だ。
(2004/9/26/03:02 読売新聞 無断転載禁止)