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イラクを中心とする武装勢力などのテロによる中東情勢の混乱により、この半年間の原油高騰で、欧米の国際的な石油企業、特にアメリカのエクソンモービル 、BP,シェブロンテキサコなど、巨大石油会社は、大儲けを続けている。
http://www.usmarketatlas.com/cl/infoseek/company/fundamental.jsp?sid=_snqrxmeoie4n&ticker=XOM
http://www.usmarketatlas.com/cl/infoseek/company/fundamental.jsp?sid=_snqrxmeoie4n&ticker=CVX
[石油・エネルギー業種・企業一覧]
http://www.usmarketatlas.com/cl/infoseek/research/sector.jsp?sid=_snqrxmeoie4n&seccode=ENERGY
さて2004年1月11日に、アメリカの「ロスアンジェルス・タイムズ」はブッシュ一族と中東諸国との深い石油人脈の繋がりを特集記事として掲載したそうだ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198618496/ref%3Dsr%5Faps%5Fb%5F/249-1969379-1635539
この記事の中では、ビンラディン一族はもちろんのこと、サウジアラビア、クウェート、シリアなどの富豪や企業、アブダビを本拠とする国際的な犯罪を裏業務とするBCCI銀行などとのビジネスにブッシュ一族は密接な関係を持っており、これらの関係は、いまの43第大統領の父親である41第の元ブッシュ大統領が、CIA長官時代などを通じて作ったものであるということだ。
今週某テレビ局で、9月15日のOPEC総会では各国代表のやり取りなどを映し、OPEC諸国などにとっても中長期的に見て、高過ぎる原油価格は自国にマイナスであるなどとして、対応に苦慮していることを伝えていた。しかし、「サウジアラビア、クウェート、シリアなど」中東の富豪や石油企業にとっては、エクソンモービル 、BP,シェブロンテキサコなどアメリカの巨大石油会社と同様、大儲けを続けられ、笑いが止まらないだろう。
ここでアメリカのイラク政策をべトナム戦争(1964―73年)と比較して、再検討してみたい。
ベトナム戦争にアメリカが勝てなかった理由は幾つもあるが、戦争が10年も長期化した1つの理由に軍産複合体の圧力がある。「ベトナム戦争はアメリカが勝たなかった戦争だ」という事を読んだことがあるが、ベトナム戦争を長期化したことによって、業界全体が経営危機に陥っていたアメリカの軍事産業は、一転して息を吹き返し、好景気が続くことになった。
ブッシュ政権が登場して紛れもない事実がある。それは政権発足以来、原油価格は着実に上昇しているという事だ。
OPECの供給余力の限界、中国等での原油の需要が急増、ヘッジファンド資金の大量流入なども背景にあるが、イラク情勢の混乱や将来のテロ続発への懸念など中東情勢の混迷化は原油価格上昇の大きな要因だ。
「現在の高油価には、投機家、心理的不安要因等が大きく影響しており、本来あるべき水準にかなりのプレミアムを加えている。」
http://www.idcj.or.jp/1DS/11ee_josei040930.htm
私は、アメリカ軍のイラク占領後、テロ・ゲリラ戦が拡大し始めた早い時期(開戦前のアメリカの石油企業が目論んでいた青写真の計算違いが判明した時点で)、ホワイトハウスは、
イラク情勢の混乱やイランの核開発問題を利用して、中東の中心に位置するイラクの混乱を長期化させるように、計画を切り替えたのではないかと見ている。
アメリカの軍産複合体の圧力が、ベトナム戦争の長期化を要求したように、アメリカの「石油大統領」は、イラク情勢混乱を長期化する計画によって、原油価格を高騰させ、石油企業の要請に応えているのではないかと見ている。
なお、9月2日までをまとめた日本総合研究所の調査部のレポートによれば、原油価格とドル、アメリカ株価との関係の最近の傾向については、8月入り以降、原油価格との相関がドル、米株価とも薄れてきており、特に「これまで原油高と負の相関が明確であった米国株価が、8月初以降、原油高にもかかわらず持ち直すなど、米国株価の原油離れが生じている」そうだ。
http://www.jri.co.jp/thinktank/research/economic/ire/2004/09.pdf
DOMOTO
http://www.d5.dion.ne.jp/~y9260/hunsou.index.html