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(回答先: Re: 「米国株価が、8月初以降、原油高にもかかわらず持ち直すなど、米国株価の原油離れが生じている」 投稿者 WW 日時 2004 年 10 月 04 日 06:31:04)
WWさん、投稿ありがとう。
>原油高の時代でも、アメリカの「株価」とやらが上がり続けると言うこの手の話は、あり得ない妄想だね。
>今の「原油高」現象の中、この「総研」が言うような、「米国株価の原油離れが生じている」などと言う「甘い見通し」は、出来そうに無いがね。
こんな事、このレポートに書いてないと思いますが。
予測が外れてばかりいる日本のシンクタンクの予測を、まともに受け取る人も少ないと思いますが、私がこのレポートにリンクを張ったのは、左横の「サムネール7」をクリックして見ることができる4つのグラフと、原油価格とドルの関係を追った数量的な記述があったからです。
http://www.jri.co.jp/thinktank/research/economic/ire/2004/09.pdf
全体として原油高は、ドル安を加速させ、ドル安はアメリカ国家を衰退させ、「自己崩壊を加速」させるというあたりを言いたいんだろうけれど、「90年代以降、『原油高=ドル安』、『原油安=ドル高』の関係が成り立ち、原油高は、アメリカの貿易赤字拡大をもたらす」という事は常識みたいなものでしょ。
ブッシュ政権の政策スタッフは、まさか中学生の集団じゃあるまいし、そんなことも知らない連中だったら、1週間で国が亡くなっていますよ。
私は今回の投稿を書く時に、原油価格とドル安とアメリカ経済の関係まで書きたかったんですが、考えがまとまりませんでした。
一言ですみませんが、90年代の経済環境と異なり、アメリカはドルが下がり、貿易赤字が増えつづけても困らないそうで、1ドル100円になったあたりで、「単独的」で、政治力を使った為替政策の用意があるそうです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198618496/ref%3Dsr%5Faps%5Fb%5F/249-1969379-1635539
石油、金、土地などに価値を置く現物経済主義をとるブッシュ政権は、既成の経済理論では動いていません。