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(回答先: Re: “秘密”実験でもなんでもないでしょう 投稿者 木田貴常 日時 2004 年 9 月 06 日 13:18:42)
韓国ウラン濃縮 疑念呼ぶレーザー法 コスト合わぬが高濃度可能
【ロンドン=蔭山実】韓国が国際原子力機関(IAEA)に申告せずにウラン濃縮実験を行っていたことで、IAEA理事国は、商業用途だとコスト的に引き合わないレーザー法の技術を試すという実験目的そのものに疑念を強めている。限定的な核兵器開発目的には利用できるとされ、一研究所が独断で行ったとは思えないことから、理事国は保障措置(核査察)協定違反に当たる可能性もあるとみて厳しい対応を取る見通しだ。
レーザー法によるウラン濃縮はIAEAに申告した上で、日本も含め各国で実験されてきた。ただ、原発などの商業用途ではコストがかかる割に少量の濃縮ウランしかできず商業実用化には不向きというのが常識だ。
IAEA関係筋は「医療用の放射線源を作るという可能性もなくはないが、(韓国政府が発表した)〇・二グラムの濃縮ウランの製造に長い時間をかけて実験しても、コスト的には全く見合わない」と疑問を呈している。
使用されたレーザー装置の仕様も問題だ。ウランを分離するには、特定の波長のレーザーを発生させることが必要で、汎用装置では一般には不可能とされる。ウラン濃縮には専用装置が使われ、それ以外では、波長を変えられる汎用装置を利用するしかないという。
波長を変えられる装置で他の放射性同位元素を分離する実験の際にウラン濃縮も行った可能性もあるとはいえ、それでも目的はなお不透明だ。レーザー法は遠心分離法よりも格段に高濃度のウランを作ることが可能で、核兵器製造に使われる懸念は小さくない。
英紙フィナンシャルタイムズは「政府は実験には関与していなかったとしているが、核開発の専門家はその主張には懐疑的だ」と伝えている。
IAEA関係筋は「大量に核兵器を製造するのはコスト的に無理でも、抑止力として一個の核兵器を持つためレーザー法が利用されることはあり得る」と語っている。
(産経新聞) - 9月6日2時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040906-00000008-san-int