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ということらしい。
以下 産経新聞 2004年9月6日 産経妙 より
北オセチア共和国の学校占拠事件では、わからないことがたくさんある。二十人余りの武装集団は千人を超える人質を学校体育館に押し込んだが、事前に多数の武器弾薬を手ぎわよく準備していた。まこと用意周到な計画だったのである。
▼なぜこのように大規模なテロ計画を進めることができたのか。彼らはすでにこの夏以前の体育館修築時に作業員に化け、床下に大量のロケット砲や地雷を隠していたという報道がある。にわかには信じがたい情報だが、もしそうだとすれば彼らは初めから罪とがもない子供や教師や父母を標的にしたことになる。
▼それは何のためだったのか。武装集団は自らの死を予定し、人質にも死を強要する計画だったとしか思えない。だから逃げる子供たちの背中から銃弾を浴びせた。体育館を爆破し、そのすきに逃亡を図ったという見方はどうだろう、賛成できない。
▼彼らは死にたかったのだ。あれだけ用意周到な計画をめぐらせていたのに、テロの肝心の目的と狙いがよくわからないからである。イングーシ共和国内務省を襲撃、逮捕された仲間の釈放要求と伝えられたが、真剣に交渉をした形跡がない。
▼わからないといえば、北オセチア当局発表の人質と犠牲者の人数はまるでいい加減だった。万事おおざっぱなのがロシア的伝統なのか、それとも情報の隠匿・操作なのか。そうだとすれば何のためだったのか。多数の行方不明者がいまもいるという。
▼懸念されるのはテロリズムは一種の伝染病で、世界的感染が始まっていることである。イラクでは警官襲撃が再発し、フランスのスカーフ紛争から記者人質事件が起きている。いずれもイスラム原理主義の影が濃く、伝染病なのだから日本も例外でありえない。
http://www.sankei.co.jp/news/column.htm