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(回答先: 開戦時に生物化学兵器なかった…英首相、公式に認める(Yomiuri) 投稿者 ああ、やっぱり 日時 2004 年 7 月 15 日 00:26:15)
英調査委:参戦根拠の誤り指摘、首相退陣に現実味
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20040715k0000m030139000c.html
【ロンドン山科武司】14日のバトラー委員会報告書は、イラク参戦の最大の焦点だった「(大量破壊兵器の)45分配備説」を誤りとし、少人数で情報の取り扱いを協議した首相官邸の手法に「閣僚からも不満があった」と指摘した。イラク戦争を正当化しようとした首相への英国民の不信感は解消されず、ブレア政権が求心力を取り戻すめどは立たない。今後の世論の動き次第では、来年5月ごろに見込まれる総選挙前後の首相退陣が現実味を増しそうだ。
バトラー卿は会見で「ブレア首相らに情報を曲げる意図はなかった」と首相を擁護する姿勢も示した。しかし野党・保守党のハワード党首は「問題は首相の信用性だ。首相はまだそれを取り戻していない」と批判し、今後も追求する姿勢を崩していない。
今月11日付で英メールオンサンデー紙が公表した世論調査によると、「イラク戦は正しかったか」との問いに50%が「誤り」と述べ、イラク戦争への批判が依然、英国民に根強いことをうかがわせた。
BBCは今月10日、ブレア首相が「6月に辞任しそうになり、4閣僚の説得で辞意を撤回した」と報じた。クラーク教育相やリード保健相らが首相に面会して翻意させたという。首相報道官は12日の定例会見で「首相は職務に専心している」と否定したが、政権基盤が揺らいでいる印象はぬぐえない。
こうした状況の下で今月15日に英中部のレスターとバーミンガムの2選挙区で行われる下院補欠選挙。与党・労働党の金城湯池だった選挙区が野党第2党の自由民主党に議席を奪われる可能性が出ている。
「報告書で批判され、補欠選で敗れてもブレアは首相の椅子に座り続けるだろう。でもそれは労働党が(次期首相候補の)ブラウン財務相と比べ、ブレアがまだ適当と考えたからに過ぎない」。12日付のデイリーメール紙はブレア首相の立場をそう評した。
バーミンガム大政治学部のピーター・カー講師は「イラク戦争への対応を誤り国民の信頼を失ったブレア首相は、復権の機会を確実に失った。補欠選で労働党が勝利しようとも、その流れは変わらないだろう。総選挙で労働党がどの程度、議席を減らすかでブレア退陣の時期が決まるのではないか」と話している。
毎日新聞 2004年7月14日 23時33分