現在地 HOME > 掲示板 > 戦争57 > 209.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
イラクで誘拐された米兵は脱走兵だった(エル・ムンドより)
6月30日付のエル・ムンド紙(電子版)は、AFP電として、次のように伝えています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『イラクで誘拐された米海兵隊員は軍からの脱走を試みているときに捕まった』
(ワシントン):あるグループが、もしアメリカが刑務所で捕縛されているイラク人たちを釈放しないなら、誘拐されている米海兵隊員の首を切り落とすと脅迫しているが、彼は米軍の自分の任務を捨てており、誘拐されたときにはレバノンに逃げようとしていた。ニューヨークタイムズによると、この兵士は「同僚のひどい死に方に悩んで」軍の指令から逃げる決意をした。
彼は、ファルージャに駐留している海兵隊第一部隊の下士官ワッセフ・アリ・ハッソウンで、パキスタン出身のイスラム教徒であり、6月21日に行方不明になっていた。
6月28日にカタールのテレビ局アルジャジーラが、目隠しをされたこの兵士の姿を放映した。誘拐者は、アメリカが「占領地にある刑務所」に捕縛されているイラク人全員を釈放しないなら彼の首を切り落とす、と断言した。
タイムズによると、匿名の海兵隊オフィサーの話として、この24歳の若い下士官は、親友である軍曹が臼砲の攻撃で彼の側で死んだのを見て以来、非常にショックを受けていた、ということである。
それ以来ハッソウンは、故郷であるパキスタンに戻るのを手伝うように基地で働いている友人たちにいつも頼んでいたようである。「しかしいったん基地から出てしまうと、逃げるのを助けるどころか誘拐者の手に落ちてしまった」と、この情報提供者は語った。
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/06/30/internacional/1088580416.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何とも悲惨な話です。進むも地獄、退くも地獄です。しかしもしこの兵士が脱走兵であることを知ってなおかつ「首を切る」というのなら、この「誘拐者」はむしろ米国の「友人」の可能性が高いのではないでしょうか。脱走ルートを断ち切って「脱走しても無駄だ」という観念をさせるために、この誘拐を仕組んだことがありえます。