現在地 HOME > 掲示板 > 戦争57 > 231.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: イラクで誘拐された米兵は脱走兵だった(エル・ムンドより) 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 6 月 30 日 20:48:44)
バルセロナさんの投稿に解りきったレスを付けるのは、失礼とも思い、恥ずかしいのですが、飾りの蝶タイとでも思って下さい。
さて、脱走兵であれば、それを軍が捕まえていたと仮定すれば、利用しやすいですね。軍法会議は要らないし、国のために(?)役に立ってくれるわけだしね。
ユダヤ青年の首切りテロ事件も似たものでしょうね。
金鮮一さんの事件も同じではないですか。
いかにも、イラク人の戦士達からすれば、脱走兵のしかもパキスタン人であれば、彼を使って、米国を脅そうとはしないでしょう。米国にとっては、脱走兵は裏切り者で厄介者ですから、「どうなってくれても構わない」が本音であり、人質としては向きませんから。
むしろ、イラク抵抗戦士たちは、彼を味方に引き入れて、かくまい続けるでありましょう。そう考えるのが自然でしょう。
そもそも、首切りなどと言う殺害方法がイラクで一般的とは、聞いたことがありません。
外国から来た義勇兵もイラク人の好まない方法は採らないでしょう。
ですから、イラク人一般やイラク人警官・軍人を狙ったテロ事件も外国人義勇兵の仕業とは考えられないのです。
これらの事件総てに共通しているのは、「冷酷さ」と「憎しみ」の感情であります。
従って、対象を人として見てはいないのです。
また、要求も実現性の乏しいものばかりであり、従って、目的は「首切りという残酷な殺害を見せつけること、それをイラク抵抗戦士たちの仕業として見せること」と考えうと無理なく理解できますね。
人質は、その命をある程度は尊ばなければ、相手と交渉できません。生かしておかねばならないのです。
しかし、これらの事件では、期限が来ると直ぐに殺害しています。やはり目的は違うでしょう。
嘘と謀略の特性は「負の感情に訴える事」です。「理性」の通じる世界ではありません。
これを盛んに使う宗教団体や政党がありますが、これは、政治技術であるから使うのです。もちろん、宗派や党派に嵌っている人はこれを見抜けません。
これらの遅れた政治技術はもう役に立ちません。
現在起こっている事件が人々に何を訴えているのか、狙いはなにか、と問えば謀略であるか、そうでないか、についての答えは導き出せますね。
それ以外の見分け方もあります。
犯行の背景には思想があります。黒人奴隷制、強制労働収容所、囚人部隊には思想の背景があります。犯行もそれと同じです。
従って、犯行の思想背景も探ることが出来ます。
見分け方は幾つもありますね。
いずれにしても、テロも戦争もイデオロギーもアナクロニズムであり、無用のものです。最早。
護られて在ることを感謝します。