事実関係として、労働者が権力を握った歴史はありません。
　職業「革命家」やその｢後継者｣｢元手先｣が権力を握った例は多々ありましたが。
「ソヴィエト」なども看板倒れの典型でした。実際はその看板の下、マルクス思想や
政策理念にかかわらない元職業「革命家」の「元手先｣どもの多数派が「革命｣
やら｢マルクス主義｣やら「弁証法｣やらの解釈権を握り、多数派の「意見」に沿わない
｢異端｣を唯物弁証法の実践として止揚することなく、｢反革命｣の名目で粛清していった例は
多々ありますが、現場のことは現場が決められるほど、または労働者と消費者との諸矛盾の
止揚にそれぞれが主体的に関われるほど、現場労働者の権力が強かった例はありません。
　人間がマルクス主義を真に実践するには、人間の頭脳や体力は小さすぎます。

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