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米軍が民家をミサイル攻撃、20人以上死亡 イラク
主権移譲を今月末に控えたイラク各地で武装勢力と米軍との衝突や外国人らを狙った襲撃が激化している。バグダッド西方のファルージャで19日、米軍機による民家へのミサイル攻撃で20人以上のイラク人が死亡するなど、同日までの3日間で計60人近くの死者が出た模様だ。反米武装勢力が攻勢を強め、米軍が大規模に反撃していると見られ、主権移譲に向けて治安が一層悪化しそうだ。
ファルージャではロイター通信が目撃者の証言や病院情報として伝えたところによると、米軍機が19日朝、ミサイル2発を民家へ発射した。がれきの下から22人の遺体が運び出されたという。病院へ運ばずに埋葬された犠牲者もいるとみられ、AP通信は住民の話として、死者には「少なくとも女性3人と子供5人がいた」と伝えた。
駐留米軍のキミット准将は同日、「空爆はアルカイダ幹部のザルカウィの組織の隠れ家を狙ったものだ」と述べ、20人前後の死者が出たことを認めた。5月初めに米海兵隊が撤退して以来、同地域での米軍による初の大規模な作戦となった。
ファルージャでは4月初めから米軍による包囲作戦が始まり、イラク人死者は約700人にのぼるといわれる。米軍は5月初めまでに市内から撤退。入れ替わりにイラク人の治安部隊が入ったが、その後も小規模な衝突が散発的に続いていた。
一方、シーア派強硬派指導者ムクタダ・サドル師の支持者の拠点があるバグダッドのサドルシティーでは17日以降、武装勢力と米軍との間で交戦があり、米軍は20人前後のイラク人が死傷したと発表した。「小型ロケット弾などによる攻撃を受けて応戦し、戦闘は一日中続いた」としている。武装勢力はサドル師派の民兵組織マフディ軍団とみられる。米軍と4日から停戦に入ったが、その後も一部で戦闘が続いている。
バグダッド北東のディアラでは17日から武装勢力と米軍の間で続く戦闘で、イラク人13人と米兵1人が死亡した。18日には、首都にある米軍基地に6発の迫撃砲が撃ち込まれて米兵1人が死亡、請負業者の1人が負傷。同北方のバクバでも同日、武装勢力との交戦で米兵1人が死亡した。
一方、南部バスラでは19日、道路脇に仕掛けられた爆弾でポルトガル人の請負業者1人とイラク人2人が死亡した。 (06/20 00:59)
http://www.asahi.com/international/update/0619/014.html