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(回答先: モロッコ、米と軍事協約(エル・ムンドより):大中東構想に一歩 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 6 月 05 日 21:10:16)
米英イラク「解決策」修正案(エル・ムンドより):新たな誤魔化しへ
6月4日付エル・ムンド紙(電子版)より。
『イラク暫定政府は多国籍軍の展開の終了を要請することができる』
(ニューヨーク)
国連安保理事会で米国と英国によって提出されたイラク問題解決案の新たな提案によると、イラク暫定政権は、もし望むなら、国内に展開する多国籍軍の統治の終了を要求することができる。
交渉開始から3度目の草案では、前回の文書に比べて多くの国の代表団が問題視していたいくつかの観点に着いての修正が行なわれた。
暫定政府がイラクにおける多国籍軍の駐留に関して意見を述べることができる可能性は、イラク外相ホシアル・ゼバリが議会で要求していたことの一つであった。
現在までの解決案では、決議されるか暫定政府の要請があった2ヵ月後に外国軍の展開を見直す可能性が考慮されるのみだった。それも2005年1月以後に予定される選挙の後のことになるだろう。
さらに、政治的なプロセスを出す前に、憲法の制定と民主的な政府による選挙によって、暫定政府に外国軍の駐留の終了を求める可能性が与えられていたが、それは恐らく2005年12月以前のことではないだろう。このような形で暫定政府の権限は否定されていた。
新しい解決案では、多国籍軍が6月30日に主権を返還し政権移譲のプロセスの日程中に多国籍軍の駐留を続け暫定政府を支える、という基本的な考えは維持される
この新たな案は暫定政府と多国籍軍の関係の詳細に触れておらず議論の的になる。ただ6月30日で暫定統治機構は無くなり「イラクの主権回復」が行なわれるだろう。
いくつかの修正点が、国民議会が「イラク社会の多様性」を反映する必要がある、といった細かい点についてなされている。さらに、以前の草案では省かれたが、理事会の一部のメンバーを心配させるいくつかのポイントを導入している。その中には、イラクの大量破壊兵器の存在を監視する作業に従事していた国連調査確認監視委員会(UNMOVIC)と原子力エネルギー委員会の指示を見直す意志を再確認することがある。
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/06/04/internacional/1086373198.html
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もう少し詳しい内容の記事が他の報道機関から出ているでしょうが、とりあえずこちらで見つけましたので。(訳文がかなりまずい可能性があり、他の情報と比較しなければなりません。)
ただ要するに、小手先でいじくった単なるごまかしでしょう。「多国籍軍の展開の終了を要請することができる」といっても、それがどのように保証されるのか明らかではなく、またそもそもそんな米国に逆らう大それた「要請」をしない政府にすればよいわけです。ちょうど日本政府のように。