現在地 HOME > 掲示板 > 戦争56 > 370.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
ラムズフェルド、テロでスペインを恫喝!スペイン政府は猛反発(エル・ムンドより)
6月4日付のエル・ムンド(電子版)の記事からです。
●『ラムズフェルド、スペインは米国と共にこの夏のテロの主要目標の一つだ、と語る』
(シンガポール)
ドナルド・ラムズフェルド米国国防長官は、米国に加えてスペインや他の国々がこの夏の国際テロの主要目標である、と強調した。スペイン政府第1副首相であるマリア・テレサ・フェルナンデス・デ・ラ・ベガは、この発言を「不用意であり、無責任である」と論評した。
米国国防長官はシンガポールでアジア・太平洋での米国の新戦略を提示する予定だが、その席で「テロリストが米国と多くの国々、スペインやインドネシアや、その他5つ、10、あるいは15の国々を攻撃する脅威は高いレベルに達している。」と語った。この週末に防衛に関する会議が行なわれ20カ国の防衛当局と軍当局者が出席する予定である。
この国家戦略研究所主催の会議の前置きで、ラムズフェルドは、国際テロリズムとの戦いはいまだ終了とは程遠く「テロリストたちは世界中の多くの穏健なイスラムの国々を不安定にする作業を行なっている」と告げた。
【中略】
スペイン外相ミゲル・アンヘル・モラティノスは、米国国防長官ラムズフェルドが(スペインが)言った「国際テロリストの目標となるようなことは、時期的に見ても地理的に見ても、私にとっては何の興味も沸かず適切だとも思わない。」と語った。モラティノスはこのラムズフェルドの発言を知った後、米国国務長官コリン・パウエルに電話をかけて会談した。
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/06/04/internacional/1086336372.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どう考えてもスペインに対するラムズフェルドの恫喝としか思えません。公式の席での発言を使って、「或る怪だ」に「スペイン攻撃の指示」を送った、というわけでしょう。モラティノスとパウエルが電話でどんな話をしたのか、までは書かれていませんが、スペイン外相としては当然裏まで知っているでしょうから、米国が「或る怪だ」を使ってスペインを攻撃する気が本当にあるのかどうか、を確かめたのでしょう。そりゃ、頭に来るわ。こんなこと言われて頭に来ないのは日本の政府くらいでしょう。
「テロリストたちは世界中の多くの穏健なイスラムの国々を不安定にする作業を行なっている」とは、要するにラムズフェルドたちがやっていることそのもので、自分たちこそが「国際テロリスト」であることを自らばらしたような発言ですね。それにしても「テロリストに狙われている国々」が、『5→10→15』とラムおやじのトチ狂った言葉の中で跳ね上がっていくのですが、このオッサン、要するに単なる数字オンチなんじゃないかな。