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(回答先: 米国に戦争レッスンを受ける中国 投稿者 usam 日時 2004 年 6 月 24 日 01:11:52)
ここで、これまで起きた事のまとめをやりたいと思います。世界は概ね、次のような方向で進んできたという認識でまとめました。
多国籍企業グローバリストにとっては、民主的で何でもモノが言えるような今の台湾のような体制より厳しい思想統制下に置かれ、労働者が無権利状態の今の中国の方が都合が良い。だから、本当はアメリカは中国共産党が大好きなのだが、アメリカが中国に軍事侵攻を指南しているというならブッシュ祖父がナチスを支援したというのと同じくらいひどい悪行であり、大問題となるだろう。アメリカとは一体何なのかという追求がなるだろう。
トロツキストがスターリニストとして一緒くたにしてきたソ連共産党が、実は一枚岩ではなく、グローバリスト・ユダヤの系列とロシア民族主義の系列に分かれて現在のプーチン政権まで内部で暗闘を続けてきた事は明らかだ。これに比べると中国はグローバリスト一本でほぼ内部分裂もなく、安定しており、よりグローバリスト直系の党である事は明らかだ。ちなみに共産党と名がつく左翼はほとんどが世界中どこでもグローバリストかナショナリストであり、新左翼のようなアナルコ・サンディカリストの系統はないと思われる。左翼左翼と言っても、その系統戦略は共産党系と新左翼系では全く世界戦略が違う。ただし、それは右翼でも同じだ。右派右派と言えども、やはり左派同様内部にグローバリストとナショナリストの違いがある。これは押さえておかなえばならない。ナショナリスト系民族派(仏教系、神道系、キリスト教系、親イスラム教系、親東アジア系、保守本流系)とグローバリスト(資本主義絶対護持派、シオニスト)の間ではやはり世界観で大きな違いがある。共通項があるとすれば、せいぜい反共・反左翼、というより左翼ではないというくらいとさえ言える。そして、自民党やアメリカ共和党でうら、内部にそのような異なる思想があり、やはりソ連共産党同様の矛盾を持っている。親東アジアの田中派系列と親米の非田中派系列では国家・外交・経済戦略一つとっても大きな考えの隔たりがあり、文字通り左翼ではなく自民党員であるという共通点しかないとも言える。
チェチェン過激派のテロとされるものが民族派であるプーチン政権揺さぶりのための道具である事は明らかとなってくるだろう。チェチェン紛争が勃発したのは、ナジブラ政権が崩壊した1991年であり、この年にバブル崩壊、アルジェリア危機、ユーゴ内戦が勃発。逆にニカラグア、エルサルバドル、アンゴラ、モザンビーク、南アフリカ、カンボジアで和平の動き。
アメリカの世界戦略
1899−1945 世界帝国への道
1945−1991 対共産勢力謀略戦。アメリカのヘゲモニーを守り続けるためにユーラシアのラン ドパワーを分割し、ソ連に中国、ベトナムにカンボジア、インドにパキスタンを
けしかけ、ランドパワー同士の団結を防ぐ。
1991〜 対イスラム勢力謀略戦 アメリカのヘゲモニーを守り続けるためにイスラム過激 派テロ掃討作戦を世界各地で展開。イスラム過激派を共通の敵とし、
国家権力同士の結託は認めるようになる。世界帝国主義の時代