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(回答先: 政府・与野党「テロに屈せず」 [朝鮮日報]【このような反応が、テロ行為で手にできた成果かも?】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 6 月 24 日 02:21:26)
金鮮一(キム・ソンイル)さんは韓国人であるという理由だけでテロリストに無惨にも殺害された。このため金さんとその家族の悲劇はすぐさま韓国国民全体の悲しみと痛みにならざるをえない。大韓民国の国民として金さん家族の慟哭に胸が張り裂けない人がどこにいようか。金さん家族の血の涙に目頭が熱くならない人がどこにいようか。全国民の慰労で金さん家族の痛みを少しでも和らげてあげなけれなならない。
無辜(むこ)の青年の無惨な死は韓国国民の怒りを爆発させている。即座に戦闘兵を派兵すべきという荒々しい主張までインターネットに溢れる程だ。イラク抵抗勢力の無慈悲な民間人殺害は、彼らが掲げるイスラムの名分にも全く相応しくないだけでなく、大多数のイラク国民の意志にも符合しない行為だ。
テロリストたちの蛮行は必ず報いが来なければならない。具体的な方法を探すことは難しいのが現実だが、決して彼らの脅しに屈しないという断固たる意志だけでも明確にしなければならない。そうしてこそ新たな悲劇を防ぐことができる。
今、世界は韓国と韓国国民に注目している。今回の一件で韓国が右往左往しながら内部的分裂症状を見せるのか、あるいは毅然と成熟した姿で断固とした国民的意志を糾合していくのかを世界の人々が見守っているからだ。国連事務総長や米大統領をはじめ世界の指導者たちが今回の事件に深い哀悼の意を表し全世界のメディアが注視するのもこうした意味が込められている。
多くの国がイラク抵抗勢力のテロ攻撃を受けたり攻撃の脅威に晒されたりしている状況で、韓国の選択は多くの国に直接・間接の影響を与えることになるはずだ。韓国はこの危機をどれだけ毅然とした姿勢で克服するかによって新しい国の姿を国際社会に示すことができる機会を迎えている。
このような点で、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が「テロ行為は反人権的行為であり、テロで達成できるものはない」と断固たる意志を示したことは時宜にかなっている。「テロによって目的を達成するようなことがあってはならない」とした大統領の発言は、派兵原則に変わりがないことを明言したものだ。
にもかかわらず、大統領の談話発表の直後、多くの国会議員が追加派兵反対決議案を提出したのは、世論を再び混乱に陥れるだけでなく、国際社会に韓国がテロに屈したような印象を与える恐れがある。派兵問題をはじめ、今後の展開が国の威厳や国益を保つ方向へ進むためには、何より大統領と与党が確固たる姿勢でバランスを保ち、国政を運営しなければならない。
政府はまた、今回の事件を事前に防ぐことは本当に不可能だったのか、金さん救出に向けた努力はどれほど実効性があったのかについて、これからでも綿密に検討、反省し、二度とこのような惨事がないよう対策づくりに万全を期するべきだ。その対策は場当たり的なものではなく、友邦国との協力を通じた情報収集や多角的な危機管理方式により、ひとつのシステムに仕上げなければならない。
予定通り韓国部隊がイラクに派遣されれば、今回のような事件が再発する可能性はさらに高まる。金さんの死を無駄にしないためには、断固たる意志でもってテロ組織に報いを与え、国際社会に毅然として団結する韓国国民の姿を見せるべきだ。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/06/23/20040623000092.html