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(回答先: 新たに1億円の裏金疑惑も 収賄の兵庫労働局職員 [産経新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 30 日 16:46:54)
厚生労働省兵庫労働局の備品購入をめぐる汚職事件で、収賄容疑で兵庫県警に逮捕された同労働局職員、斎藤剛容疑者(43)が出入り業者4社と共謀、支払代金の一部から裏金として1億7000万円以上を捻出(ねんしゅつ)していたことが30日、関係者の話で分かった。
斎藤容疑者は2000−02年に在籍していた職業安定課の雇用計画係主任を「裏金づくりのためのポストと認識していた」と供述。同労働局幹部ら上司の求めに応じ、多い時で数百万円を裏金から支出したという。
同労働局は8月、国の補助事業費の一部をプールする形で約3000万円の裏金づくりがあったことを認め、斎藤容疑者ら12人を懲戒処分にした。金額は内部調査結果を大幅に上回っており、幹部も含めた同労働局ぐるみの組織的な慣習だった疑いが強まった。
兵庫県警捜査二課は同日、兵庫労働局を家宅捜索。経理関係の資料などを押収し、出入り業者との癒着の実態や裏金づくりなど、組織的な不正経理の解明に乗り出した。
関係者によると、斎藤容疑者は業者と口裏を合わせ、コピー機のトナーやOA機器納入の水増し請求で約8000万円を捻出。OA機器対応の床の張り替え工事でも数千万円を捻出したという。
不正経理で得た現金は斎藤容疑者と業者側で6対4か、7対3の割合で分配。労働局の「取り分」は斎藤容疑者が裏金として現金のまま机の引き出しに保管。幹部らは飲食費やせんべつが必要になると、斎藤容疑者に内線電話で「300万円できひんか」などと連絡、そのたびに数万−500万円を手渡していたという。
(09/30 21:42)
http://www.sankei.co.jp/news/040930/sha088.htm