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(回答先: 労働局の裏金口座も管理 贈賄業者、残高は5千万円 [共同通信] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 10 月 01 日 23:19:28)
約1億7000万円の裏金づくりが明らかになった兵庫労働局の汚職事件で、収賄容疑で逮捕された同労働局の元職業安定課雇用計画係主任、斎藤剛容疑者(43)から裏金を引き出していた同労働局の職員が1日、読売新聞の取材に応じた。
「斎藤容疑者から2001年度までの2年間に約1000万円近くの裏金を受け取り、部下の残業の際の飲食代やタクシー代のほか、官官接待や本省への予算陳情の際のお土産などにも使った」と、詳細に証言。裏金の使途については、きちんとした帳簿がなく「証拠を残さないのが暗黙の了解となっていた」と話した。
職員が裏金を受け取るようになったのは、兵庫労働局が誕生した2000年の夏から。ある部門の係長に就任し、「残業する部下の帰宅タクシー代や夜食代など、正規に支出できない経費を賄おうとした」のが理由だった。
「結構しんどいねん、何とかならんかなあ」
当時、裏金づくりの担当の斎藤容疑者に持ちかけると、「何とかしてあげるわ」と気軽に応じてくれ、約40万円入りの封筒を受け取った。それが始まりだった。
残業時の夜食代やタクシー代は、1日あたり3、4人分で約2万5000円。半年間にわたる業務繁忙期には、週3回くらい裏金を使い、支出総額は2年間で計約450万にのぼった。
予算陳情などで年4回程度、本省に行く際には、ビール券の束をもらい、20枚ずつ封筒に入れ、複数の担当部署に配り歩いた。2年間で約50万円分のビール券が、霞が関にのみ込まれていった。
部下や上司の冠婚葬祭にもかなりの額の裏金を使ったが、「やましい気持ちはなかった」。
一方、本省から出張してくるキャリア職員を接待する際や、兵庫労働局のキャリア職員らと飲食する際にも、「裏金を使ったこともある」と証言。
「官官接待は、2年間に少なくとも5回あり、厚生労働省や他官庁の職員が“お客さん”として東京から来た際、飲食した。同席して裏金から払うこともあれば、翌日、上司が立て替えた分を渡すこともあった」「行きたくて行くわけではない。自費で負担する必要はないと思った」
裏金については、担当者が代わる際におおまかな使い道を口頭で伝え、簡単な額などを書き留めた書類も、代替わりに処分していたという。
「裏金に手を出し、きれいな体ではないのは事実。ばかなことをしたと思っている」と反省の様子を見せる一方で、「裏金をつくったり、直接、預かった職員だけが問題になり、幹部が安穏としているのは、我慢できない」と複雑な心境をのぞかせていた。
(2004/10/2/03:12 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041002ic01.htm